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出版社内容情報
わたしはサンタクロースだ! いくら、そうさけんでも信じてもらえない老サンタクロース。夢を信じなくなった人間世界から逃げ出した老人のかなしい物語ほか、20編を収める。 小学校高学年~中学生
内容説明
新鮮やアイデア、完全なプロット、意外な結末―三要素そろったショートショートの面白さ。
著者等紹介
星新一[ホシシンイチ]
1926年、東京に生まれる。東京大学農学部卒業。57年に日本最初のSF同人誌「宇宙塵」に参画。ショート・ショートと呼ばれる短編の新分野を確立し、千以上の作品を発表する。68年に、『妄想銀行』で第21回日本推理作家協会賞を受賞。97年没
和田誠[ワダマコト]
1936年、大阪に生まれる。多摩美術大学卒業。グラフィック・デザイナー、イラストレーターとして、装丁、挿絵、絵本などを手がける。星新一氏の作品の挿絵も数多い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けい子
22
人を信じ、裏切られの繰り返し。作者は人一倍、人を信じず生きているのか。いや、おそらく作者は人一倍、人を信じたいと願っているのではないか。2020/10/17
書の旅人
10
いやはや、懐かしい。星さんの本を初めて手にしたのは、『きまぐれロボット』で、12歳の時だ。読書に目覚めていた私は、病院の売店で見かけ、母にせがんで買ってもらった。その4年後、新潮文庫・星新一1001編フェアが始まり、学校帰りのほぼ毎日、駅地下の書店に立ち寄っては、1冊ずつ購入していた。思えば『きまぐれロボット』を選んだのは、表紙の和田さんの絵に惹かれたからだ。そういえば娘が小学生の頃、図書室で借りてきたと見せてくれたのは、このシリーズの1巻で、やはり表紙は和田さんの絵。…読みやすい話に、短い物語、2017/03/09
ともブン
9
このシリーズも残り2巻。美味い話に乗せられてまんまとやられると言った訓話風のものが多いかな。表題「クリスマスイブの出来事」や「福の神」などもなかなか世知辛い話で、いわゆるファンタジー世界の彼らはあまり良い役を貰えてない。ところで「紙片」の最後にはスリうんぬんとあるけど、全くそれに繋がるような描写がなくてあれ、となった。結構親切な分かりやすい文章をお書きの星さんにしては珍しく唐突な気がする。原文から少し削られたのかな、謎。2023/06/08
1877
4
たしかに、世の中には親切で気前のいい人など、いるわけがない。2015/02/03
ビスケ
4
本当にショートショートだった。でも、全部読みやすくて面白かった。ひとつひとつがすぐ読み終わるので少しの時間に読めるのが良い。2014/01/13