内容説明
細胞培養でつくられたキャベツと白菜の合の子“ハクラン”などのように、バイオテクノロジーの応用のよる食べ物は、すでに食卓にまでのぼっている。ふだん食べている練り製品は、最新のエクストルージョン・クッキングによっており、豆肉、粒揃いのイチゴ、ふとらない甘味料なども新技術によったもの。なにがつくれ、どのようなことが可能になるのか、また、おいしいということの本質、食べ物と身体の関係を探っていく。
目次
第1部 食品とバイオテクノロジー
第2部 新しい食品加工技術(エクストルージョン・クッキング;膜による分離、濃縮技術;食品の放射線照射)
第3部 新しい食品素材(新しい糖質甘味料;サイクロデキストリン;植物性タンパク食品)
第4部 食品の分析技術(食品の成分と分析法;味覚と食品成分;玄米の形を測る;非破壊分析法)
第5部 食品と健康