内容説明
ナポレオンは、なぜ戦いに敗れ、権力を失ったか？小説的手法で劇的に描く決定版ナポレオン伝。
目次
第４部 運命への挑戦
第５部 運命との苦闘
第６部悲運の凋落
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
13
ナポレオンの皇帝即位、栄華から凋落まで。膨大な史料を用いているせいか、良くも悪くもフラットな描写になっている。妹婿のミュラには本当何度も裏切られてるなぁ……。セリフの後に括弧で出典（多くは本人や同時代の人の回想録）スタイルは読みやすい。時折筆写（1924年生）の太平洋戦争体験と重ねる描写があり、普段はあまり好きではないのだが、具体的で説得力のあるところも多く、戦争の悲惨さや人間の愚かさについて考えさせられた。2019/12/17
