感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
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「間宮海峡 - これは、外国人が描いた世界地図の上に、日本人がその発見者として示されているただひとつの地点の名である。」で本書ははじまる。 当時、「ヨーロッパ人にとっても、北カラフトは、両極を除いてはただひとつ残されていた世界地図上の疑問地点」であり、「この未調査の地域を勇敢にも単身、小艇に身を託して突破し、カラフト何離島であることを確認して、世界の地理学者をアッといわせた」男、間宮林蔵の、中でも特に、カラフト探検、シーボルト事件との関わり、隠密行動、その後の交流を軸として、史料を基に丹念に追跡している。2025/11/09




