出版社内容情報
江戸幕府の8代将軍徳川吉宗は、享保の改革を主導した中興の名君として知られる。泰平になれて弛緩した社会的情勢を背景とし、幕府政治の再建に力を注いだ。没後200年にあたり編纂刊行された本格的伝記を新装復刊。財政の安定化、法典の編纂、教育政策にも及ぶ30年間の事績を究明するなど、個人の伝記にとどまらず享保時代史ともいうべき名著。
目次
第1章 紀州藩時代
第2章 將軍繼嗣と改革の發足
第3章 財政の改革
第4章 社會問題の對策
第5章 法律・制度の整備
第6章 文化・教育政策
第7章 享保改革の性格