出版社内容情報
炭素14年代測定法により縄文土器の出現が約3500年、水田稲作の開始が約500年さかのぼり、日本列島の先史文化の見方が大きく変わった。奄美・沖縄や朝鮮半島との関係、英国のベイズ編年モデル、旧石器文化と古墳文化など、多彩なテーマを取り上げ縄文・弥生文化を再考。世界の先史時代との関係性も重視しつつ、新たな学問の地平を切り開く。
内容説明
炭素14年代測定法により、日本列島の先史文化の見方が大きく変わった。沖縄や朝鮮半島との関係、英国のベイズ編年モデル、旧石器文化と古墳文化などを取り上げ、縄文・弥生文化を再考。新たな学問の地平を切り開く。
目次
第1部 列島周辺の先史文化(南島先史文化と縄文・弥生文化―沖縄の貝塚文化を中心に;紀元前1千年紀の韓日関係;年代測定における実践的ベイズ編年モデル)
第2部 時代の枠組みと文化をとらえなおす(後期旧石器時代から縄文時代への移行期の再検討;『縄文』とは何か―その枠組み・文化を再考する;弥生長期編年にもとづく時代と文化;弥生時代から古墳時代へ―「東アジア墳墓文化」の提唱)
著者等紹介
藤尾慎一郎[フジオシンイチロウ]
1959年生。国立歴史民俗博物館教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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