出版社内容情報
王宮・王都、都市陵墓、寺院、木簡などのテーマを論じた日本考古学協会シンポジウムの記録。これからの課題を整理・展望する。古代史の舞台を解明する発掘が毎日続く飛鳥・藤原の地。その成果は多大で、古代史像を大きく塗り替える新発見や研究・調査も枚挙に遑(いとま)がない。王宮・王都、都市陵墓、寺院、木簡、古代朝鮮の都城など、飛鳥・藤原京に関わるさまざまなテーマを取り上げた日本考古学協会シンポジウム記録を書籍化。これからの課題をわかりやすく整理・展望する。
はじめに…豊島直博・木下正史/飛鳥・藤原京の時代―文明開化の時代…木下正史(飛鳥・藤原京の時代/飛鳥と周辺地域の古墳・宮殿・寺院とその周辺/藤原宮・新益京の建設/「文物の儀、是に備れり」)以下細目略/「都市陵墓」の出現―可視から認識へ…今尾文昭/コラム1 キトラ古墳出土大刀の復元…豊島直博/古代国家のなりたちと飛鳥宮、藤原宮・京…林部 均/飛鳥・藤原の宮都と古代寺院…花谷 浩/木簡にみる日本古代国家のなりたち…市 大樹/東アジアからみた古代朝鮮と日本の都城…山田隆文/発掘された飛鳥・藤原京 ―二十一世紀の調査成果から…相原嘉之/コラム2 甘樫丘東麓遺跡の発掘調査…豊島直博
豊島 直博[トヨシマ ナオヒロ]
1973年生まれ、奈良大学准教授 ※2016年7月現在【主要編著書】『鉄製武器の流通と初期国家形成』(塙書房、2010年)
木下 正史[キノシタ マサシ]
1941年東京都に生まれる。1964年東京教育大学文学部卒業。現在、東京学芸大学名誉教授。 ※2016年7月現在【主な編著書】『飛鳥・藤原の都を掘る』(地中からのメッセージ、吉川弘文館、1993年) 『飛鳥藤原の都』(共著、古代日本を発掘する1、岩波書店、1985年) 『飛鳥から藤原京へ』(共編著、古代の都1、吉川弘文館、2010年)
内容説明
古代史の舞台を解明する発掘が続けられている飛鳥・藤原の地。王宮・王都、都市陵墓、寺院、木簡、古代朝鮮の都城など、さまざまなテーマを論じた日本考古学協会シンポジウムの記録。これからの課題を整理・展望する。
目次
飛鳥・藤原京の時代―文明開化の時代
「都市陵墓」の出現―可視から認識へ
古代国家のなりたちと飛鳥宮、藤原宮・京
飛鳥・藤原の宮都と古代寺院
木簡にみる日本古代国家のなりたち
東アジアからみた古代朝鮮と日本の都城
発掘された飛鳥・藤原京―二一世紀の調査成果から
著者等紹介
豊島直博[トヨシマナオヒロ]
1973年、埼玉県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、奈良大学文学部准教授
木下正史[キノシタマサシ]
1941年、東京都生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了、文学修士。現在、東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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