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内容説明
ヨーロッパに輸出され、高い評価を受けた中国の景徳鎮や日本の伊万里・有田などの陶磁器は、なぜ壊れずに海を渡れたのか。陶磁器生産と流通過程で発達したワラによる包装加工技術を、豊富な図版とともに探り、各地域に根ざした独特の方法を考察。日本はもとより、中国や韓国の事例も検討し、現代に通じるデザイン性や造形的特質を明らかにする。
目次
研究の目的と本書の構成(陶磁器用ワラ包装の定義;陶磁器用ワラ包装に関する既往の研究;研究の方法と調査対象地;本書の構成)
第1章 日本におけるワラ包装の変遷(絵画資料におけるワラ包装の類型とその発達過程;日本におけるワラ包装の変遷;まとめ)
第2章 日本における陶磁器用ワラ包装の展開(陶磁器用ワラ包装形態工程図;日本における陶磁器用ワラ包装形態の造形的特質;考察とまとめ)
第3章 中国、韓国における陶磁器用ワラ包装技術と形態(中国における陶磁器用包装について;中国、韓国のワラ包装の形態と工程;調査結果の考察)
研究のまとめ
著者等紹介
宮木慧子[ミヤキケイコ]
1935年福島県に生まれる。1958年東京教育大学教育学部卒業。株式会社ヤシカ、郡山女子大学短期大学部助教授、東京造形大学助教授、九州産業大学助教授・教授経て2001年九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、九州産業大学名誉教授、博士(九州大学・芸術工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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