内容説明
高句麗広開土王陵碑文・百済七支刀銘文・新羅鐘銘など、現代に残された朝鮮古代史料。その研究史や調査・保存状況に言及し分析、批評を加え解読を試みる。そして、その成果から日本、唐を背景に、古代東アジアのなかの朝鮮三国(高句麗・百済・新羅)の自国認識と文化を浮かび上がらせる。朝鮮半島を主舞台にした、古代東アジア世界の実像に迫る。
目次
1 高句麗(高句麗広開土王陵碑文の虚像と実像;高句麗広開土王陵碑文の研究―碑文の構造と史臣の筆法を中心として;広開土王陵碑文の一、二の問題 ほか)
2 百済(「七支刀」銘文の判読と古代東アジアの歴史像;百済紀年考;劉仁願紀功碑の復元と碑の史料価値)
3 新羅(新羅鐘銘文考;日本現代語訳『新羅聖徳大王神鍾之銘』;新羅鐘銘の再検討―敦賀市・常宮神社所蔵の「鐘の記」と菁州蓮池寺鍾 ほか)
著者等紹介
濱田耕策[ハマダコウサク]
1949年大分県に生まれる。1972年北海道大学文学部史学科卒業。1980年学習院大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得修了。現在、九州大学大学院人文科学研究院教授。博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 腰痛は「自分」で治せる