内容説明
幕末から明治へ、わずか20年で「三菱」を築き上げた岩崎彌太郎。自らを「治世の能吏、乱世の姦雄」と評した波乱の生涯とその時代を、坂本龍馬・グラバーらとの関係もふまえ、最新史料を交えて精確に描き出した決定版。
目次
土佐安芸の岩崎家
少壮期と母美和
江戸遊学と父の事件
土佐開成館で武士へ
海運育成と三菱商会
第一、第二命令書と高島買収
第三命令書と共同運輸設立
遺言と彌之助・久彌
豊川良平と経営陣
彌太郎の教養と戦略
二代社長―継承と再編
三代社長―多角化への始動
文献解題
著者等紹介
小林正彬[コバヤシマサアキ]
1931年東京生まれ。1953年東京教育大学(現、筑波大学)文学部社会科学科経済学専攻卒業。1959年同大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。1978年経済学博士(東京大学)。現在、関東学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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