出版社内容情報
おかげさまで4刷出来!
主な書評
赤旗 2003.8.15~17 問われる日本の歴史学「歴史学者永原慶二さんに聞く」
赤旗 2003.7.7 評者:佐藤和彦氏(歴史学研究会会員)
東京(中日)新聞 2003.5.11 読書
激動の20世紀、日本の歴史学は、何を問い、何をとらえ、自国と世界の歴史認識にどのような役割を果たしてきたか。世界史の転換が大きく進む今日、歴史学の責任はますます重く、研究者は自分のえらんだ小さな「専門」にだけとじ込もっているわけにはゆかない。長い学問体験をふまえた著者が、日本の歴史学のあり方を鋭く問い直す。全編書下ろし!
〈主な目次〉はじめに―史学史への視角―/Ⅰ=近代歴史学の成立(明治維新と日本史学/文明史・啓蒙主義歴史学の展開/近代実証主義歴史学の誕生/「欧米的近代への可能性」を歴史に探る/固有文化と社会・民衆の発見/大正・昭和期の都市史・文化史/社会構造と変革の視点/風圧強まるなかでの実証研究/戦争と超国家主義歴史観)/Ⅱ=現代歴史学の展開(「戦後歴史学」の発想/マルクス歴史学への批判のなかから/高度経済成長と日本史学の転換/「近代」への批判と社会史研究/歴史の全体的把握を目指して/近・現代史を見る目の変化/研究体制の拡充と史・資料の調査・整備)/近現代日本史学史年表…今井 修編
内容説明
激動の20世紀、日本の歴史学は何を問い、何をとらえ、自国と世界の歴史認識にどのような役割を果たしてきたのか。世界史の転換が進む現代、日本の歴史学のあり方と今日の課題を鋭く問い直す。
目次
1 近代歴史学の成立(明治維新と日本史学;文明史・啓蒙主義歴史学の展開;近代実証主義歴史学の誕生;「欧米的近代への可能性」を歴史に探る;固有文化と社会・民衆の発見 ほか)
2 現代歴史学の展開(「戦後歴史学」の発想;マルクス歴史学への批判のなかから;高度経済成長と日本史学の転換;「近代」への批判と社会史研究;歴史の全体的把握を目指して ほか)
著者等紹介
永原慶二[ナガハラケイジ]
1922年中国大連市に生れ、三カ月後、東京に移り育つ。1944年東京大学文学部国史学科卒業。東京大学史料編纂所員、一橋大学教授、和光大学教授、日本福祉大学客員教授を経て現在、一橋大学名誉教授、和光大学名誉教授、経済学博士。この間、歴史学研究会委員長、日本学術会議会員、文化財保護審議会専門委員などを歴任
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感想・レビュー
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Mentyu
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T
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湯豆腐