日本歴史民俗叢書
神と仏の民俗

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  • サイズ A5判/ページ数 344,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642073622
  • NDC分類 386.8
  • Cコード C3339

内容説明

神と仏の複雑な関係は、長年にわたり、知識層と一般民衆の双方の心の奥深くに浸透し、融合・棲み分け・反発など、極めて錯綜した交渉過程を経てきた。本書は、この状況を神楽と仏教儀礼から考察し、神仏習合や混淆宗教という表層的な理解でとらえずに、地域性豊かに、個性的な想像力によって創り変えてきた、民衆の精神の歴史として解明する。

目次

第1部 神楽(荒神神楽にみる自然と人間;弓神楽と土公祭文;荒神神楽にみる現世と他界;巫覡と神楽)
第2部 後戸(後戸論;摩多羅神)

著者等紹介

鈴木正崇[スズキマサタカ]
1949年、東京都生まれ。1972年、慶応義塾大学経済学部卒業。1979年、慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、慶応義塾大学文学部教授。主要著書に、『山と神と人―山岳信仰と修験道の世界―』(淡交社、1991年)、『東アジアのシャーマニズムと民族』(共編、勁草書房、1994年)、『大地と神々の共生―自然環境と宗教―』(編著、昭和堂、1999年)
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