読みなおす日本史<br> 中世の東海道をゆく―京から鎌倉へ、旅路の風景

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読みなおす日本史
中世の東海道をゆく―京から鎌倉へ、旅路の風景

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642071017
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C1321

出版社内容情報

貴族の旅日記を主軸に、地理学・地震学・地質学や潮の干満の研究成果も活かし、景観を復元。地形改変に挑む人々の営みにも触れる。街道が整備された近世と違い、山や河原、海際をたどる中世の旅は過酷だった。貴族の旅日記を主軸に、地理学・地震学・地質学や潮の干満の研究成果も活かし、当時の景観を復元。地形改変に挑む人々の営みにも触れる。

はじめに/序章 干潟をゆく―鳴海/旅立ち―京・近江(飛鳥井家と飛鳥井雅有〈飛鳥井家/雅有の旅人生〉/旅のはじまり〈都を発ち近江路へ/中世の東海道ルート/東海道は「東海道」か/中世東海道の幅と踏破日数〉)/乱流地帯をゆく―美濃(木曾三川〈三つの川/杭瀬川・黒俣川/天正十四年の木曾川洪水説/「木曾川」、天正十二年/足近川=中世木曾川〉以下細目略/木曾川の誕生/乱流地帯に生きる)/湖畔にて―橋本(浜名の風景/浜名湖は沈降したか)/平野の風景―遠州平野・浮島が原(遠州の内海/湖のある平野)/難所を越えて―天竜・大井・富士川、興津(川を渡る/磯・山を越える)/中世の交通路と宿(宿とは何か/宿の施設/宿の長者)/終章 中世東海道の終焉/補論

榎原 雅治[エバラ マサハル]
著・文・その他

内容説明

街道が整備された近世と違い、山や河原、海際をたどる中世の旅は過酷だった。貴族の旅日記を主軸に、地理学・地震学・地質学や潮の干満の研究成果も活かし、当時の景観を復元。地形改変に挑む人々の営みにも触れる。

目次

序章 干潟をゆく―鳴海
第1章 旅立ち―京・近江
第2章 乱流地帯をゆく―美濃
第3章 湖畔にて―橋本
第4章 平野の風景―遠州平野・浮島が原
第5章 難所を越えて―天竜・大井・富士川、興津
第6章 中世の交通路と宿
終章 中世東海道の終焉
補論

著者等紹介

榎原雅治[エバラマサハル]
1957年岡山県に生まれる。1982年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、東京大学史科編纂所教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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MUNEKAZ

11
飛鳥井雅有らの紀行文を基に、中世の東海道を復元する。文献のみならず、考古学や天文学の知識も駆使しており、なかなか硬派な内容。特に浜名湖周辺の変遷については、通説に疑問を呈す内容であり読みごたえがある(原著に寄せられた批判に対する反論も増補されている)。また東海道筋の「宿」を、人々の交流から自然と出来たのではなく、軍事的理由から幕府によるバックアップもあったとするのも興味深い。著名な宿には、宿の長者的な武士団がおり、彼らをいかに取り込むかが、歴代の軍事政権の課題であった。読みどころ多いの良書である。2024/08/16

アメヲトコ

9
2008年刊の中公新書を19年に復刊。中世の旅日記を手がかりにして、尾張の干潟、木曾川の河道変遷、明応の地震前の浜名湖の地形復元、大井川の徒渉など、かつての街道風景を考証します。文献のみならず潮汐表やボーリング調査など、他分野の成果を積極的に取り入れているところが特長です。この復刊では新書版での誤りの訂正を行った部分が増補されています。2022/02/17

穀雨

7
飛鳥井雅有の「春の深山路」や阿仏尼の「十六夜日記」など、鎌倉時代の紀行文学の断片的な記述から当時の東海道のありようを推定しているが、今日はもちろん、江戸時代の東海道とも場所によってはまったく異なる様相であったことがわかって興味深かった。当時の潮の満ち干は今日でも推定可能とのことで、そうして導き出されたデータと文献の記述がいずれもピタリと符合しているのにはおどろかされた。2025/02/15

takao

2
ふむ2020/11/19

ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。

2
題名に惹かれて読みました。中世の東海道の風景、旅の様子、宿や生活の仕方等が思われての動機でしたが、非常に難しく(内容が)、読み物と云うより学術書みたいでした。大学のゼミで使う補助教材? 例えば、木曽川と長良川の中世での川の位置変化、また浜名湖の大地震に依る大きさの変化、沈降等、難しかった。今度から、少し読んでからにします。自分の頭脳の、中身がいかに淋しいかよく分かった。辛い……😂😂2019/03/12

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