出版社内容情報
古代の国家と地域の社会はいかなる関係にあったのか。甲斐国を舞台に全国各地の事例も含め、地域から古代を考える新しい試み。
内容説明
文字が語る国家の支配と人びとの暮らし。
目次
第1部 古代の国府(地方行政のシンボル―国府と印;東国(アヅマ)とは―東西文化の分かれ目
東国の国名の由来―国家の視点 ほか)
第2部 地方行政の実態(坂東の要・武蔵国―東山道から東海道への移管;古代の医療官人の発見―正倉院宝物に記された国医師;財政運用のしくみ―出挙と農民 ほか)
第3部 古代氏族と渡来人(古代有力豪族大伴氏の盛衰―「古屋家家譜」の出現;「古屋家家譜」の特徴―表記の特色と史料価値;富士山噴火と浅間神社創祀―「古屋家家譜」にみる伴氏の役職の変化 ほか)
著者等紹介
平川南[ヒラカワミナミ]
1943年山梨県に生まれる。1965年山梨大学学芸学部卒業。1990年文学博士(東京大学)。国立歴史民俗博物館館長、山梨県立博物館館長を経て、現在、人間文化研究機構機構長、国立歴史民俗博物館名誉教授、山梨県立博物館名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件