前方後円墳と東国社会―古墳時代

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前方後円墳と東国社会―古墳時代

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  • サイズ B6判/ページ数 275,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642068185
  • NDC分類 213
  • Cコード C1321

出版社内容情報

古墳の立地・規模・出土品などから、社会のあり方や変化、朝鮮半島との交流、豪族たちの実像を読み解き、東国古墳社会の実態に迫る。なぜ関東各地に多くの前方後円墳が造られ、独自の文化が生まれたのか。古墳の立地・形態・規模・出土品などから、当時の社会のあり方や変化、朝鮮半島との交流、豪族たちの実像を読み解き、東国古墳社会の実態に迫る。



東国古墳時代への視点―プロローグ/東国古墳時代の幕開け(卑弥呼の時代の東国/集団移動と弥生社会の変容/首長の登場/海をめぐる交通ネットワークと前期古墳/内陸の大開発)/巨大前方後円墳の登場(上毛野西部の共立王/巨大前方後円墳・太田天神山古墳の成立/臨海域の大古墳たち)/地域開発の進展(朝鮮半島とつながりをもつ上総の首長/内陸河川水運の覇者/保渡田古墳群と三ツ寺?遺跡/下毛野の地域形成/北の古墳文化)/変質する東国と王権の関係(今城塚古墳と七輿山古墳/武蔵国造の乱と東国/屯倉の実像)/東国の民衆とものづくり(手工業の諸相/埴輪生産と地域色/集落の景観)以下細目略/豊穣の古墳時代後期/東国の軍事・経済・交流

若狭 徹[ワカサ トオル]
1962年,長野県に生まれ群馬県で育つ。1985年,明治大学文学部史学地理学科卒業。現在,高崎市教育委員会文化財保護課課長補佐。博士(史学) ※2015年3月現在【主な編著書】『古墳時代の地域社会復元―三ツ寺?遺跡』(新泉社2004年)/『古墳時代の水利社会研究』(学生社2007年)/『もっと知りたいはにわの世界』(東京美術2009年)/『ビジュアル版古墳時代ガイドブック』(新泉社2013年)

内容説明

なぜ関東各地に多くの前方後円墳が造られ、独自の文化が生まれたのか。古墳の立地・形態・規模・出土品などから、当時の社会のあり方や変化、朝鮮半島との交流、豪族たちの実像を読み解き、東国古墳社会の実態に迫る。

目次

1 東国古墳時代の幕開け
2 巨大前方後円墳の登場
3 地域開発の進展
4 変質する東国と王権の関係
5 東国の民衆とものづくり
6 豊穣の古墳時代後期
7 東国の軍事・経済・交流

著者等紹介

若狭徹[ワカサトオル]
1962年長野県に生まれる。1985年明治大学文学部史学地理学科卒業。現在、高崎市教育委員会文化財保護課長。博士(史学)。濱田青陵賞、藤森栄一賞、古代歴史文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

14
古代東国通史、という挑戦的な内容。全3巻のうち、1冊目。正直、ここまで輪郭がはっきりしていることにびっくり。東京湾・霞ヶ浦と河川を通して、上毛野が東海の諸国、瀬戸内や朝鮮半島とつながっている。ヤマト傘下の軍事同盟国として、朝鮮への派兵軍を率いる将軍を輩出する大きな存在だった。ヤマトが半島との関係から中央集権化していくにつれ、首長連合の争いにヤマト側が介入し、屯倉が設置され→国造制に編入され、ヤマトの行政区になっていく。平安末期に活躍した関東武士のルーツは、こんなに遠く辿ることができるのか。続きも楽しみ。2019/10/19

11
東国の長達が大和王権に従って半島に外征し、そこから様々な形での交流が生まれ、渡来した(渡来人っていうけど、それこそ有田焼の陶工だって朝鮮出兵の折に拉致られてきた訳で…)人がもたらした土器、装飾品、治水、馬術等の先端技術が東国にも導入される。戦争というのは良かれ悪しかれ様々な物のやりとりと発明を生み、人を動かすものなのだなあと改めて。また古墳文化とは別に、千葉の海岸沿いの洞窟から棺として使われた船や各地の土器や装飾品が出土し、三浦半島では南海産の貝を求めて三宅島と交易がされていたという記述が興味深かった。 2018/12/28

月をみるもの

10
ここのところ週末を地元の古墳めぐりに費やしている。そして、つい先日「白村江の戦い」に関する本を読んだ。まさにこのタイミングで、出会うべき本に出会えた!東国の首長たちは大和政権とともに半島に進出し、当地から渡来した(無理やり連れ帰った?)人たちが土器や鏡や治水技術や馬をもたらし社会を変えていく。倭人の円墳と、渡来人の方墳が隣り合って建設され、どちらも榛名山の火砕流が埋めていく。記紀に記される前も、人々は長い時間をかけて交流し戦い、自然の変化と向き合いながら技術を進化させていたことを考古学が明らかにする。2017/04/08

kenitirokikuti

8
図書館にて。古代の東国、全3巻の1。古代=古墳時代から平安時代半ばまで、東国=現在の関東、一都六県。東国を対象にした古代の通史って試みは本書が初だそうな(この第1巻は2016年刊行)。執筆者らは地方の博物館に関係した等の人たち。地域史の時代になって、考古学的史料が増し、それらを大きく利用した具合▲やはり、日本の古代史というと、奈良の都に平安京のイメージが強いので、東国のイメージが結びづらい。江戸や東京のイメージとも大きく異なるし。『天気の子』の水没した東京っての、古代史から借りてるはず。2023/02/23

4610tosan

3
墓制や出土品、記紀の記述などを組み合わせて、分かりやすく説得力のある本でした。数世紀に及ぶ弥生期以後の東国開発の担い手やその広がりがよくわかりました。底辺の庶民の暮らしはよくわかりませんが、移入された新技術(新田開発、農業生産力、工芸、軍事力)をもとに経済的にも社会的にも大発展した時期だったようですね。2018/03/01

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