出版社内容情報
戦国時代末期、西洋文物とともに伝来したキリスト教。多くの武将が入信した動機とは何か。また厳しい戦国の世を生きぬく上でいかなる意味を持ったのか。統一権力に抑圧され、追放される過程から彼らの思いを読み解く。
内容説明
戦国時代末期、西洋文物とともに伝来したキリスト教。多くの武将が入信した動機とは何か。また厳しい戦国の世を生きぬく上でいかなる意味を持ったのか。統一権力に抑圧され、追放される過程から彼らの思いを読み解く。
目次
序章 キリシタン大名と農民
1 ザビエルと天皇(天皇にかけた期待;山口―西の京都)
2 豊後の王(府内の城;何番医学;入信の障害)
3 最初のキリシタン大名(横瀬浦開港;戦勝の守護神;信仰と祖先崇拝;福田沖の海戦)
4 京畿の武将たち(都の妖術師;高山飛騨守;奈良の大仏)
5 京都の南蛮寺(信長入京;高槻城下の復活祭;三層の南蛮堂)
6 信長と神父たち(左近苦境に立つ;ウルガン伴天連;教会領長崎;安土のセミナリオ)
7 服従の使節(ローマへのたび;淀川べりの住院)
8 九州平定の余波(黄金の寝台;フスタ船上の秀吉)
9 伴天連追放(天下のさわり;長崎防衛計画;聚楽第の伊東マンショ)
10 関ケ原前後(敗軍の将行長;家康の天下)
著者等紹介
岡田章雄[オカダアキオ]
1908年群馬県前橋市に生まれる。1932年東京帝国大学文学部国史学科卒業。東京大学史料編纂所教授、青山学院大学教授を歴任。1982年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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