出版社内容情報
明治初年以降、絶え間ない対外戦争で植民地を獲得してきた帝国日本。台湾・南樺太・満洲・朝鮮・南洋群島の旧植民地に、軍隊はいかに関わったのか? 植民地支配の前衛を担った現地軍隊の動向を、地域ごとに追究する。
内容説明
明治初年以降、絶え間ない対外戦争で植民地を獲得してきた帝国日本。台湾・南樺太・満洲・朝鮮・南洋群島の旧植民地に、軍隊はいかに関わったのか?植民地支配の前衛を担った現地軍隊の動向を、地域ごとに追究する。
目次
1 概論
2 台湾
3 南樺太
4 満洲
5 朝鮮
6 南洋群島
著者等紹介
坂本悠一[サカモトユウイチ]
1947年、高知県に生まれる。1970年、立命館大学文学部史学科卒業。1974年、立命館大学経済部卒業。1982年、大阪経済大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。現在、立命館大学社会システム研究所上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nnpusnsn1945
41
植民地の台湾、朝鮮、サハリン、満洲、南洋諸島における日本軍について解説されている。現地住民のみならず、あえて支配者の日本軍から植民地や占領地を読み解く試みは貴重である。台湾植民地戦争は大学でならったが、日本軍の戦法については教わらなかったので新鮮であった。雲林で無差別に「匪徒」を処した結果国際問題になったらしい。朝鮮軍や義兵闘争も興味深く、後者では旭川の歩兵第27連隊も出撃していたようだ。また、満洲の独立守備隊は全国から召集された兵士が多く、不和になった結果私的制裁が過酷になったようである。2023/07/30
onepei
0
お金かけていたんだなあ。2015/06/23