出版社内容情報
習いたくもないピアノに通っていた私が急に200曲も弾けるようになったあと……。キュートでブラックな13篇。大江健三郎賞受賞作弾いている私の手首の下に尖った鉛筆が近づく――。優しいピアノ教師が見せた一瞬の狂気「アウトサイド」、カーテンの膨らみで広がる妄想「私は名前で呼んでる」、ボディビルにのめりこむ主婦の隠された想い「哀しみのウェイトトレーニー」他13編。キュートでブラック、しかもユーモラス。異才を放つ著者初の短編集にして、大江健三郎賞受賞作。
アウトサイド
私は名前で呼んでる
パプリカ次郎
人間袋とじ
哀しみのウェイトトレーニー
マゴッチギャオの夜、いつも通り
亡霊病
タイフーン
Q&A
彼女たち
How to burden the girl
ダウンズ&アップス
いかにして私がピクニックシートを見るたび、くすりとしてしまうようになったか
本谷 有希子[モトヤ ユキコ]
著・文・その他
内容説明
弾いている私の手首の下に尖った鉛筆が近づく―。優しいピアノ教師が見せた一瞬の狂気「アウトサイド」、カーテンの膨らみで広がる妄想「私は名前で呼んでる」、ボディビルにのめりこむ主婦の隠された想い「哀しみのウェイトトレーニー」他。キュートでブラック、奇想天外。初の短編集にして大江健三郎賞受賞作。
著者等紹介
本谷有希子[モトヤユキコ]
1979年生まれ。2000年「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。’06年上演の戯曲『遭難、』(講談社)で第10回鶴屋南北戯曲賞を史上最年少受賞。’08年上演の戯曲『幸せ最高ありがとうマジで!』(講談社)で第53回岸田國士戯曲賞受賞。小説では’11年に『ぬるい毒』(新潮社)で第33回野間文芸新人賞、’13年に『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞、’14年に『自分を好きになる方法』(講談社)で第27回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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