治承・寿永の内乱と平氏

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治承・寿永の内乱と平氏

  • 元木 泰雄【著】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 吉川弘文館(2013/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 207,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642064514
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C1321

内容説明

保元・平治の乱で勝利し、「平家にあらずんば人にあらず」と謳われるまでに栄華を極めた平氏は、なぜ劇的な滅亡を遂げたのか。敗北を必然とする『平家物語』等の通説的歴史観を克服し、知られざる源平合戦の真実に迫る。

目次

1 平清盛の勝利(京武者平氏;保元・平治の乱における清盛軍;勝利の成果と限界)
2 後白河院政と平氏軍制(重盛と後白河院;鹿ヶ谷事件と重盛;治承三年政変)
3 内乱の勃発(以仁王・頼朝挙兵;頼朝の勝利;富士川合戦の衝撃)
4 北陸道の敗北(遷都と内乱鎮圧;宗盛と北陸の戦乱;平氏追討軍壊滅)
5 都落ちと一ノ谷合戦(平氏都落ち;屋島内裏と再起;一ノ谷の悲劇)
6 平氏滅亡(平氏の抵抗;屋島合戦;壇ノ浦合戦)

著者等紹介

元木泰雄[モトキヤスオ]
1954年兵庫県に生まれる。1983年京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。1995年京都大学博士(文学)。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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マウンテンゴリラ

3
権力の栄華の儚さ、の代表的作品である平家物語。それが、かなりの部分で脚色的要素に彩られた文字通りの物語であった、ということが、驚きでもあり、単純に勉強にもなった。しかし、それによって、その文学的価値が損われることはないというのは、いうまでも無いことかも知れない。ただし、歴史を学ぶ、というより歴史から学ぶという観点からは、やはり事実(あくまでも暫定的なものとして)を知ることの意義は、大いに認められる。特に、衰亡の象徴のように言われる権力の無能ぶりと、好対照として描かれる、源氏、特に義経の英雄ぶり。→(2)2021/10/23

ゆの字

3
治承・寿永の内乱での平氏家人の動きがよく理解できた。それぞれの合戦についても流れが詳しく説明されていて、いままで読んだ中で、一番しっくりきたかもしれない。平家は決して脆弱ではなかった。最期まで武者として戦った。図書館で借りたけど、あらためて購入。2021/03/21

ぎじぇるも

3
敗北する平氏の起因を紐解いていく良書。今まで読んできた本が主に頼朝の側から内乱を書いていたので平氏政権の動きが分かりよかった。京都落ちの後も瀬戸内世界で根強く勢力を維持していたのはさすが平氏と思う。宗盛が好きになったので宗盛の本を読みたい。2020/11/23

keint

3
平氏の敗退原因を平家物語史観から離れて、個々の政局・合戦を通して分析している。 平氏内部での対立(重盛-後白河派 vs 清盛・宗盛-高倉・安徳派)が各地の家人の対立につながっていたり、平氏軍制が王権を通じて募兵する「かり武者」に大きく依存していたことが軍事的な敗退原因であるという点は非常に納得がいった。2019/07/05

mk

3
日本史上の敗者の筆頭ともいうべき平氏政権の形成過程から滅亡へと至る落日の5年間までを描く。一般書とはいえ、その内容は平氏一門を主語に据えた重厚な内乱論であり、読み応えは十分。主従結合の脆弱な「かり武者」の存在や重盛一門(小松殿流)の家人離反、そして王朝権威への依存など、「平家の栄華」に終止符を打つ遠因となった平氏軍制の致命的な弱点が的確に取り上げられ、源平争乱以前の状況とのつながりが追跡できることも特筆される。福原陥落後の平氏が地域権力として延命しえた要因もこの弱点と表裏一体とする著者の指摘も示唆に富む。2017/11/01

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