内容説明
「古城の宝庫」といわれながら、今まであまり紹介されることのなかったスペイン・ポルトガルの古城。イスラム建築の影響を色濃く残すイベリア半島の古城を、二四〇余点の写真と城郭図で紹介する古城ファン待望の書。
目次
1 イベリア半島における支配者交替の経緯その他
2 イベリア半島における城郭の概観とその特徴
3 マドリィド北部および北西部の古城
4 マドリィド東部および半島東北部の古城
5 マドリィド西部および南部の古城
6 アンダルシア地方の古城
7 ポルトガルの城郭
著者等紹介
太田静六[オオタセイロク]
明治44年東京生まれ。昭和10年早稲田大学理工学部卒業。東京帝室博物館研究員、九州大学工学部教授、早稲田大学文学部客員教授を歴任。九州大学名誉教授、工学博士。平成21年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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j1296118
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ピレネー、カンタブリア両山脈に半島自体は守られ、一方で中に入ってしまえば大部分が高原で往来自由、逆にどこにでも城を築けたし全土で繰り広げられたレコンキスタの戦が砦を必要とした、との解説。結果として、カスティリャ(城の国)と呼ばれた国には手入れされず荒廃したものを含めるなら二千に迫る城が残る。 交通の便の悪さからか多過ぎて有難味が足りないのか、観光に利用される事も無く工場や公益施設として改造されては利用され。見栄えのする姿の写真が多く勿体なく思われるのは他人事だからか2015/02/03