ちくま新書<br> 「主体性」はなぜ伝わらないのか

個数:
電子版価格
¥935
  • 電子版あり

ちくま新書
「主体性」はなぜ伝わらないのか

  • ウェブストアに69冊在庫がございます。(2025年08月22日 20時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480076946
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C0237

出版社内容情報

「がんばっているのに上司が評価してくれない!」

「若手は言われたことしかしない!」



学生が考える自分自身に不足している能力と、企業採用担当者が考える学生に不足している能力には、ズレがあるのです。



ズレがもっとも大きいのは「主体性」です。



逆に、「業界に関する専門知識」や「語学力」については、学生が知識不足・能力不足を感じているのに、企業側はほとんど気にしていないようです。



目標が迷子の上司?

指示待ちする若手?

上手くいかない就活?

「主体性」が伝わらないのは誰のせいだ!?


【目次】

はじめに



序章 私たちに求められる主体性



第1章 主体性要求が止まらない

1 産業界は何を求めてきたのか

2 学生に求められるもの

3 時代によって変わる主体性



第2章 仕事で求められる主体性とは

1 主体性は必要か不要か

2 主体性の意味

3 激しい社会変化の影響

4 主体的に働くことのメリット



第3章 上司はなにを評価し、どう育成しているのか

1 なにが評価されているのか

2 主体性発揮の条件

3 いまの主体性育成の様子



第4章 大学が求める主体性

1 教育現場のキャッチコピー

2 大学における主体的な学修

3 大学入試でも主体性評価



第5章 主体性との関わり方

1 心の準備

2 主体性の意味を共有する

3 発信することでギャップを埋める

4 自分の仕事を面白くする



終章 求められすぎ社会で生きる



おわりに

内容説明

多くの企業が、就活生や若手社員に「主体的であること」を強く期待している。この傾向は小学校から大学まで、教育現場にも波及している。しかし、最長16年間も育まれたはずのこの資質は、「学生に不足していると思う能力」第1位として指摘され、企業内部においても世代間の大きなすれ違いを生んでいる。この本では「上司が評価してくれない」「若手は言われたことしかしない」といったお互いの不満を解消し、「主体性」という曖昧で便利な言葉に込められた意味を解き明かす。

目次

序章 私たちに求められる主体性
第1章 主体性要求が止まらない(産業界は何を求めてきたのか;学生に求められるもの;時代によって変わる主体性)
第2章 仕事で求められる主体性とは(主体性は必要か不要か;主体性の意味;激しい社会変化の影響)
第3章 上司はなにを評価し、どう育成しているのか(なにが評価されているのか;主体性発揮の条件;いまの主体性育成の様子)
第4章 大学が求める主体性(教育現場のキャッチコピー;大学における主体的な学修;大学入試でも主体性評価)
第5章 主体性との関わり方(心の準備;主体性の意味を共有する;自分の仕事を面白くする)
終章 求められすぎ社会で生きる

著者等紹介

武藤浩子[ムトウヒロコ]
早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。IT企業で長年勤務したのちに大学院に進学。東京大学高大接続研究開発センター特任助教等を経て、現在、早稲田大学大学総合研究センター次席研究員(研究院講師)。大学教育学会・奨励賞受賞(2021年度)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

24
学生が考える自分自身に不足している能力と、企業採用担当者が考える学生に不足している能力のズレ。その中で最も大きい「主体性」について探る1冊。企業が採用時に重視するものが変化し続ける中、一貫して求められていた「主体性」とは一体どういうものなのか。同じ言葉でも「行動力」から「思考力」「協調性」といったものにシフトしつつあり、さらに時代の変化や上司の多忙によって正解にたどり着くものから、正解のない答えを見出すものに変化していて、主体性を持つにしても、擦り合わせができなかったら答えにたどり着くのは難しそうですね。2025/08/05

江口 浩平@教育委員会

21
【教育】小学校の頃から「主体性」を育むことを大事にしているのに、なぜ社会人になった今でも「主体性」が悩みの種になっているのか知りたくて手に取った一冊。社会人として求められている「主体性」は、そもそも学校教育で育もうとしているものとは似て非なるものだったのではないかという感想を抱いた。学校では、自分の興味関心に基づいて探究していく姿勢を育もうとしている。その興味関心の幅を広げていき、何事に対しても自分事にしていけることが求められているのだろう。2025/08/12

イノシシ

4
20年くらい前から声高に叫ばれるようになった「主体性」という言葉に対し社会学的なアプローチを用いその実態を暴き、最終的には「主体性」との関わり方を論じていた。 非常に面白くて一気に読むことができた。 仕事のことをよく知って、仕事を面白くしていきたいと感じた。2025/07/27

totuboy

2
最近文部科学省が「主体性の数値評価はしない」といった方針を打ち出したが、確かにこれを数値で評価し、内申点などに反映させることは無理がある。主体性は評価する相手との間で「何で」評価するのかという視点が明確になっていること、また自分の行動をしっかりと発信し、評価されるような状態にすることが重要である。教育現場ではこれはなかなか難しい。というか、主体性に限らず、コミュニケーション力、思考力などとにかく評価しきれない指標が多すぎる。人を評価することの困難さも再認識。2025/07/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22700751
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品