内容説明
かつて樹皮は日常的に使用されていた。暮らしの中での利用法を古老からの聞き取りに学び、加工技術の全容を明らかにする。さらに縄紋時代から近現代までの樹皮利用例を考察し、日本の樹皮加工技術文化を体系づけた。
目次
第1編 暮らしの中の樹皮利用(江戸時代以前の樹皮利用;近現代の樹皮利用)
第2編 日本樹皮加工技術の体系(伝統的樹皮採取法;伝統的樹皮利用法)
第3編 縄紋時代の樹皮加工(遺物から観察される樹皮加工技術;縄紋時代から継承された植物性素材の組織方法)
著者等紹介
名久井文明[ナクイブンメイ]
1942年東京都に生まれる。1965年国学院大学文学部史学科卒業。現在、物質文化研究所一芦舎代表、日本考古学協会会員、日本民具学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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