内容説明
コグトレとは…学校や社会で困らないために、3方面(社会面、学習面、身体面)から子どもを支援するための包括的支援プログラムです。本シリーズは、現在、学校教育等で幅広く使われ始めているコグトレを、子どもが一人でも取り組めるように構成したものです。本書『対人マナーを身につけるためのワークブック』は、子どもが一人で読み進めながら、小学生の姉弟の1日に起こる出来事を通して、あいさつや言葉づかい、友達づきあいや学校生活のマナーを学んでいく展開になっています。
目次
1人で起きる―朝、起きるとき 朝、なかなか起きられない
ていねいな言葉づかい―校門で ていねいな言葉づかいって難しい
静かにする―1時間目の授業 みんないっしょに学習しているのに
人の持ち物に気をつける―休み時間1 つい、さわってみたかったから
気持ちをおさえる―2時間目の授業 いらいらしてたたいてしまった
トイレに行っておく―休み時間2 おしっこをがまんできない
みんなで決める―休み時間3 おにごっこをしたいのに
失敗したとき―3時間目の授業 ミスして80点が取れなくて…
人の話を聞く―休み時間4 自分のことを話したくて
がまんする―休み時間5 ろうかでつい走ってしまった〔ほか〕
著者等紹介
宮口幸治[ミヤグチコウジ]
立命館大学産業社会学部・大学院人間科学研究科教授。医学博士、日本精神神経学会専門医、子どものこころ専門医、臨床心理士、公認心理師。京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務の後、神戸大学医学部医学科卒業。大阪府立精神医療センターなどに勤務の後、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長を経て、2016年より現職。児童精神科医として、困っている子どもたちの支援を教育・医療・心理・福祉の観点で行う「日本COG‐TR学会」を主宰し、全国で教員向けに研修を行っている
井阪幸恵[イサカユキエ]
小学校教諭。日本COG‐TR学会理事、特別支援教育士スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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