内容説明
「国家と仏教」という視座に立ち、十世紀から十六世紀までの広い期間を展望。その中世的特質を浮き彫りにし、新旧仏教を含めた中世仏教の全体像を再構築する。仏教を抽象的な思想レベルで把える傾向に一石を投じた書。
目次
第1 中世仏教への道(古代寺院から中世寺院へ;仏法王法相依論の成立 ほか)
第2 専修念仏の成立(鎌倉仏教研究の現状と課題;法然の宗教の成立 ほか)
第3 改革運動の展開(院政期の旧仏教;改革運動の展開 ほか)
第4 中世後期における国家と仏教(旧仏教の動向;禅の勃興 ほか)
第5 中世仏教の終焉(一向一揆と統一権力;中世仏教とは何か)
著者等紹介
佐藤弘夫[サトウヒロオ]
1953年宮城県に生まれる。1978年東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。盛岡大学助教授などを経て、東北大学大学院文学研究科教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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