出版社内容情報
食べてしまえば残らないから、はるか古(いにしえ)の食生活を再現することは難しい。何をどう食べたのか、誰がどのように得ることができたのか。これら疑問に、米の支給方法や調理、消費量、酒の醸造における女性の役割、流通する酒のゆくえ、商品が行き交う東西の市場の状況、酒宴の様子などからアプローチ。食事を成り立たせた社会の仕組みを明らかにする。
内容説明
食べれば残らないから、はるか古の食生活は再現が難しい。誰が何をどう食べたのか。米の支給方法や調理、酒の醸造と流通、東西の市場、酒宴の様子などからアプローチ。食事を成り立たせた社会の仕組みを明らかにする。
目次
古代の食生活を復元するために―プロローグ
米と飯(一日の食米;炊飯と給飯)
酒の醸造と経済(酒の醸造主体;古代の酒屋)
饗宴・共食と労働(都市の饗宴・農村の饗宴;特権としての酒宴)
乞食の風景(施行と乞食;群集化した乞食)
古代社会と食生活―エピローグ
著者等紹介
吉野秋二[ヨシノシュウジ]
1967年、香川県に生まれる。1991年、京都大学文学部史学科卒業。1998年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都産業大学文化学部京都文化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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