出版社内容情報
細川家熊本藩主の初代忠利は、「天下泰平」への変革期にいかに育ち、統治者として自己形成していったか。その歴史的使命を探る。細川家熊本藩主の初代、細川忠利。戦国武将忠興を父と仰ぎ、明智光秀を祖父に持つ初期幕藩体制下のエリートは、戦国動乱から「天下泰平」の確立へ転換する日本史上最大の変革期の渦中でいかに育ち、統治者として自己を形成していったのか。忠利による国づくりのあり方を通して、彼ら「ポスト戦国世代」の歴史的使命を探り、激動の時代を読み解く。
ポスト戦国世代とは―プロローグ/波乱の家督相続と国づくり(誕生から家督相続へ/国づくりのはじまり―代替りの改革)/豊前・豊後での奮闘 国主としての試練(三斎・忠利父子の葛藤/百姓・地域社会と忠利/寛永の大旱魃と領国・家中)/肥後熊本での実践 統治者としての成熟(熊本への転封と地域復興/肥後における統治の成熟/「私なき」支配の実現から「天下」論へ)/細川家「御国家」の確立 「天下泰平」のもとで(島原・天草一揆と「天下泰平」/忠利の死と熊本藩「御国家」)/「天下泰平」と忠利―エピローグ
稲葉 継陽[イナバ ツグハル]
著・文・その他
内容説明
細川家熊本藩主の初代、細川忠利。戦国動乱から「天下泰平」へ転換する変革期にいかに育ち、統治者として自己形成していったのか。忠利による国づくりを通して、「ポスト戦国世代」の歴史的使命を探り、時代を読み解く。
目次
ポスト戦国世代とは―プロローグ
波乱の家督相続と国づくり
豊前・豊後での奮闘―国主としての試練
肥後熊本での実践―統治者としての成熟
細川家「御国家」の確立―「天下泰平」のもとで
「天下泰平」と忠利―エピローグ
著者等紹介
稲葉継陽[イナバツグハル]
1967年、栃木県に生まれる。1996年、立教大学大学院文学研究科博士課程退学、博士(文学)。現在、熊本大学永青文庫研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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