出版社内容情報
墓石から、いかなる社会が見えてくるのか。丹念なフィールドワークから、歴史災害、身分制社会の在り方、海運による交流などに迫る。自らの想いや願いを石に刻むことが流行し、さまざまな石造物が作られた江戸時代。当時の墓(はか)石(いし)からは、いかなる社会が見えてくるのか。丹念なフィールドワークから、飢饉や疫病などの歴史災害、階層や家族など身分制社会の在り方、大名家の見栄と建前、海運によるヒト・モノ・情報の交流に迫る。墓の無縁化が進む現代に、墓石文化の重要性を考える。
「石に刻まれた歴史」を読み解く―プロローグ/墓=墓石ではない!(墓は世につれ/現代墓石事情)/墓石から何が分かるか?(墓石と過去帳/墓石の調べ方/墓石の造立年と保有率/墓石の変化と地域色)/墓石から分かる歴史災害(歴史人口学にチャレンジ/死亡クライシス年を探せ)/墓石に見る社会構造(墓石に現れた階層/墓石に見る家族像/墓石に現れた個性)/大名墓に込められた思い(国元の墓と江戸の墓/高野山奥之院の大名墓)/墓石に現れたヒト・モノ・情報の交流(墓石と北前船/蝦夷地の墓石)/「墓石文化」を考える―エピローグ
関根 達人[セキネ タツヒト]
著・文・その他
内容説明
自らの想いや願いを石に刻むことが流行した江戸時代。当時の墓石からは、いかなる社会が見えてくるのか。歴史災害、大名家の見栄と建前、海運によるヒト・モノ・情報の交流に迫り、墓石文化の重要性を改めて考える。
目次
「石に刻まれた歴史」を読み解く―プロローグ
墓=墓石ではない!
墓石から何が分かるか?
墓石から分かる歴史災害
墓石に見る社会構造
大名墓に込められた思い
墓石に現れたヒト・モノ・情報の交流
「墓石文化」を考える―エピローグ
著者等紹介
関根達人[セキネタツヒト]
1965年、埼玉県に生まれる。1991年、東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。弘前大学人文社会科学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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