出版社内容情報
幕府への被害報告や人々の日記、俳句や紀行文から、津波や家屋倒壊の被害状況、死亡者数などを復元。未来への備えを拓くことに挑む。南海・相模トラフなどを震源とする巨大地震が、近世社会を何度も襲った。これらのありさまを書き残した人々の日記や幕府への被害報告から、津波や家屋倒壊の被害状況、死亡者数や死因、震源域を復元する。俳句や紀行文などにまで「地震史料」の枠を広げつつ、歴史上の災害から未来への備えを拓くことに挑む。中世地震を取り上げた前著の続編。
史料から歴史地震を復元する―プロローグ/天正地震、文禄・慶長の地震―十六世紀末?十七世紀前半の地震(天正地震/文禄・慶長の地震/寛永熊本地震と寛文近江・若狭地震)/元禄関東地震、宝永地震―十七世紀末?十八世紀前半の地震(延宝房総沖地震と天和の五十里湖出現/元禄関東地震/宝永地震/会津・伯耆・美作・信濃の地震/越後高田地震)/越後三条地震、出羽庄内沖地震―十九世紀前半の地震(佐渡小木地震と出羽象潟地震/越後三条地震/出羽庄内沖地震)/弘化善光寺地震、嘉永の東海地震、安政江戸地震―十九世紀後半の地震(弘化善光寺地震/嘉永の東海地震/安政江戸地震)/過去の災害を知る―エピローグ
矢田 俊文[ヤタ トシフミ]
著・文・その他
内容説明
近世社会を何度も襲った巨大地震。幕府への被害報告や人々の日記から、津波や家屋倒壊の被害状況、死亡者数などを復元。俳句や紀行文などにまで「地震史料」の枠を広げ、歴史災害から未来への備えを拓くことに挑む。
目次
史料から歴史地震を復元する―プロローグ
天正地震、文禄・慶長の地震―十六世紀末~十七世紀前半の地震
元禄関東地震、宝永地震―十七世紀末~十八世紀前半の地震
越後三条地震、出羽庄内沖地震―十九世紀前半の地震
弘化善光寺地震、嘉永の東海地震、安政江戸地震―十九世紀後半の地震
過去の災害を知る―エピローグ
著者等紹介
矢田俊文[ヤタトシフミ]
1954年、鳥取県に生まれる。1982年、大阪市立大学後期博士課程単位取得満期退学。1996年、大阪市立大学博士(文学)。新潟大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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