歴史文化ライブラリー
家庭料理の近代

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642057561
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0320

内容説明

幕末以降本格的に伝わった西洋料理により、人々の日常食は大きく変化した。移り変わる「食」をひも解きつつ、肉類などの食材を和風に応用した独自の料理と技術が広まる様子を描き、日本の家庭料理の豊かさを再発見する。

目次

日々の食卓重視へ―プロローグ
新しい料理への目覚め(西洋料理に出会う;明治期の日常食)
料理教室・料理学校の誕生と発展(料理教室を開いた外国人;庖丁人による料理学校;多様な料理学校の開設と発展)
女学校の調理教育(明治初期の調理教育;高等女学校における調理教育;補習学校における調理教育)
料理書と雑誌による料理のひろがり(家庭向け料理書の刊行と特徴;料理雑誌・婦人雑誌の料理記事;料理講義録による通信教育)
家庭料理はどう変わったか―エピローグ

著者等紹介

江原絢子[エハラアヤコ]
1943年島根県に生まれる。1966年お茶の水女子大学家政学部食物学科を卒業。東京家政学院大学家政学部教授を経て、同大学名誉教授、博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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小鈴

15
近世から近代の家庭料理の変化を辿ろうとするも、日々作られる家庭料理の記録は少ない。そのため料理教室の資料(都に残る設立書!)、女学校での調理教育(女学生のノート!)、通信教育や料理雑誌から西欧料理の受容を調べるも、階層差が立ちはだかり庶民については分からないことも多い。資料から見えてくることは、都市部の上流階級から浸透しはじめ、授業料の高い料理教室や女学校へ行けるレベルの階層への広がり。この女学校時代のノートが敗戦後、住込み女中もいなくなり、欧化する食卓に役立つ話にドラマを感じた(たった一文だけど)。2016/12/07

アメヲトコ

4
家庭料理そのものというよりは料理教育史という印象。素材は面白いものの、終始淡々とした叙述で、もう少し上手く料理できたんじゃないかとも。当時の教科書のレシピに「まづ下女を豆腐屋に奔らせ……」とあるのには笑いました。2014/03/16

miloumogu

4
薬代わりに鼻に栓しながら肉を食べ神仏にけがれをわびるくらい肉食を忌み嫌った江戸期から明治維新後に牛鍋をハイソに食するようになった日本人の変わり身の早さとメンタリティって何なんだろう。2013/04/19

奇天

4
社会階層や地域性が今よりもはるかに大きい明治・大正期だけに、女学校や料理教室、料理書、婦人向け雑誌だけでは全体像を捉えるのは難しく感じた。新しい食材に関しては流通量のデータなど経済学的側面がもっと欲しい。男女分業の意識の徹底や良妻賢母思想の誕生など幕末から明治期にかけての日常生活への見方の変化と、この本に記されている研究成果がどのようにリンクしていくのか。明治期の暮らしも今では想像できないものになったのだと強く感じた。2013/01/29

3
家庭料理、というよりも、むしろ明治から戦前にかけての近代料理教育についてにページを多く割かれているが、日本における「新しい概念」としての西洋料理を如何にして自らの文化に取り込んだか、という事についてまとめた本だったが、全体をとして見ると、明治から戦前期まではあくまでも軍隊での食事を除いては料理の西洋化は都市部に留まっていたという事については大変興味深かった。2014/11/11

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