内容説明
江戸時代、朝庭における食事の調理・献立・配膳には「庖丁道」と呼ばれる厳密な作法があった。天皇に献上する鶴をさばくために庖丁を握った人々に光を当て、なぜ庖丁道が四条家の家職となったのか、その謎を解く。
目次
鶴を食べますか?―プロローグ
江戸時代の天皇・朝廷
宮中の「シェフ」と「メニュー」
鶴をさばく―地下官人・御厨子所
堂上公家四条家
庖丁道の秘伝書と堂上公家四条家
四条家の四条流庖丁道の門人たち
伝統化する庖丁道―エピローグ
著者等紹介
西村慎太郎[ニシムラシンタロウ]
1974年、東京都に生まれる。2004年、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程修了、博士(史学)。現在、国文学研究資料館准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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