内容説明
『万葉集』の女流歌人。大海人皇子との間に十市皇女を生むが、後に中大兄皇子に娶られたとされる。中大兄の大和三山歌をはじめ、熟田津船出の歌、三輪山別れの歌、大海人との蒲生野贈答歌など、『万葉集』に残る名歌の解釈をめぐる諸説を検証。王の呼称に対する新説を提起するなど、従来の評価を見直しつつ、額田の個性と内外の緊張が高まる時代を描く。
目次
『日本書紀』にみえる額田王
鏡王女について
額田王の年齢―いつ生まれたか
額田王の最初の歌
大和三山の歌
熟田津の船出
三輪山との別れ
蒲生野の唱和
春秋判別の歌
秋風の嘆き〔ほか〕
著者等紹介
直木孝次郎[ナオキコウジロウ]
1919年生まれ。1943年京都帝国大学文学部国史学科卒業。現在、大阪市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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