新潮新書<br> 東大法学部

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新潮新書
東大法学部

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106101465
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C0237

出版社内容情報

明治政府の国策として、創立以来、官僚機構はもちろん政財界にも幹部候補生を供給してきた東大法学部。それは、そもそもが国家公務員試験および司法試験にむけた「予備校」であり、巨大な公共投資であった。維新から高度経済成長期へと続くその栄光の歴史、そして霞ヶ関の落日以降に訪れた変化とは――。現代社会における「真のエリート教育」についても考察。

内容説明

明治政府の国策として、創立以来、官僚機構はもちろん政財界にも幹部候補生を供給してきた東大法学部。それは、そもそもが国家公務員試験および司法試験にむけた「予備校」であり、巨大な公共投資であった。維新から高度経済成長期へと続くその栄光の歴史、そして霞ヶ関の落日以降に訪れた変化とは―。現代社会における「真のエリート教育」についても考察。

目次

1章 近代国家の人材供給源(邑ニ不学ノ戸ナク;徳川幕府の遺産 ほか)
2章 霞ヶ関の時代(四つに分かれる戦後官僚史;ずらり並ぶ総理大臣 ほか)
3章 優秀なる若者たちは何処を目指す(唖然とした面接会場;浮上した法曹界 ほか)
4章 真のエリート教育とは(国立大学の論拠;質疑応答のない講義 ほか)

著者等紹介

水木楊[ミズキヨウ]
1937(昭和12)年上海生まれ。自由学園最高学部卒。日本経済新聞社ワシントン支局長、外報部長、論説主幹などを経て97年より作家専業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

134
東大の法学部は歴代総理大臣を多数排出しているが、その栄枯盛衰の歴史を書いた話し。2024/09/16

Humbaba

8
東大法学部は,日本の最高学府であると同時に,日本最大の予備校でもある.そもそもその設立も諸外国の大学とは異なり,官僚を養成するという目的が強かった.その目的を今後も維持するかどうかということは,今後議論していく必要のあることと言える.2011/05/30

おらひらお

5
2005年初版。東大法学部の果たした役割を明治から今日まで振り返ったものです。今日では東大法学部だから云々という言葉は聞かれなくなりましたが、逆にそれを前提として、何ができるかが問われる時代になってきたのかもしれませんね。さらりと読める一冊でした。2013/10/19

TERRY

2
明治維新後の日本盛衰記。東大という国力強化システムが崩壊しているのに、次のシステム設計に誰も着手しない。少子高齢化以上に心配になりました。2016/08/03

ゲスト7

2
期末試験があり本を読んでいなかったので、読むスピードが少し落ちた気がする。 この本は昔ブックオフで100円で買い、読むのは二回目。日本にはエリートと呼べるエリートがどれだけいるのだろうか、とふと思った。42016/03/05

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