内容説明
いますぐ職場が幸せになる力を鍛える実践レッスン4。
目次
第1章 どんな職場が「幸せ」なのか
第2章 ウェルビーイング第一主義が世界を変える
第3章 幸せな職場の実践例
第4章 職場の悩みQ&Aすべての組織は幸せになれる!
第5章 実践編・職場で今すぐできる幸せのレッスン
第6章 働き方の未来
著者等紹介
前野隆司[マエノタカシ]
1962年、山口生まれ。84年東京工業大学工学部機械工学科卒業、86年東京工業大学理工学研究科機械工学専攻修士課程修了、同年キヤノン株式会社入社。その後、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、慶應義塾大学理工学部教授、ハーバード大学客員教授等を経て、2008年より慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科教授。11年より同研究科委員長兼任。17年より慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼任。研究領域は、ヒューマンロボットインタラクション、認知心理学・脳科学、イノベーション教育学、創造学、幸福学、哲学、倫理学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひなた*ぼっこ
15
夜勤の1冊。超縦型社会である病院にこの本が置いてある皮肉。誰が置いたんだか。好きな時間に好きな場所で仕事が出来ない職種なもので。ワークライフバランスって言葉はよく聞くけど、仕事が楽しけりゃバランスなんてそんなに気にすることじゃないよなーって目から鱗。2020/04/04
たくみくた
8
自己を受容し、他者に慈愛を持って接する。実はこれが最も生産性を高める、合理的な方法。/やらされ感ではなく、一人ひとりが「やってみよう」と思えること。2019/11/07
やまと
5
幸福学の研究者として知られる慶応大学の前野先生の著書。社員の幸福を経営理念に取り入れる経営者は多いが、それをとことん実践する企業は少ない。会社の業績が第一で、社員をいかに管理して働かせるかを常に考える企業がほとんどだ。本著では、ティール組織のように、役職を廃止して勤務場所や勤務時間も社員が決め、個人が自律的に働くフラットな組織でも、成果を上げられることを紹介している。カリスマ経営者のもと目覚ましい成果を上げている会社であっても実はブラック企業であることが多い。社員にとってはどちらが幸福か考える必要がある。2019/07/28
のるくん
2
学校も企業も教育に仕事に「地位財(カネ・モノ・社会的地位」の競争(狂想)も上昇志向は天井知らず。終わりのないゼロサムゲームから目を覚ませるか。「非地位財(心・安全・健康)」の協創(共想)は水平志向のウェルビーイング。幸せの因子『ありがとう!(つながりと感謝』『やってみよう!(自己実現と成長) 』『ありのままに!(独立と自分らしさ)』『なんとかなる!(前向きと楽観)』をバランスよく『人間らしく生きるか』。「平成の企業戦士」後に何をするか(doing)からどう生きるか(being)。珈琲を飲みながら考えよう。2022/03/09
jackbdc
2
小学校の廊下に貼ってある標語を職場で実現するために、若干アレンジを加えてノウハウ化したもの。編集スタイルは事例やQAを多めにして読み易さを意識したつくり。印象に残った点3つ、1.戦略・戦術は戦いの隠喩:共創や協働など他者と共存していこうという意志を表す言葉を使うのも良い。2.チームミーティング:知識を交換するだけではなく感情が出せる会話が出来ると良い。3.1on1ミーティング:定期的に1対1で話すまとまった時間を確保する。上司対部下だけでなくフラットな関係で近接組織のメンバー間の接点を作ることも有用。2021/02/27