出版社内容情報
官位(官職と位階)が武家に果たした役割とは何か。左馬頭、衛門督・兵衛督、四職大夫、受領などの官途や、位階が持った意義と性格を、室町幕府・織豊政権による任官・叙位、官途による序列を含めて検討。武家と官位の関わりを探り、政治や社会を規定していた「礼の秩序」を解明する。武士たちの官途の選択とその情報源について考察した論考を増補。
内容説明
官位(官職と位階)が武家に果たした役割とは何か。左馬頭、衛門督・兵衛督、四職大夫、受領などの官途や、位階が持った意義と性格を、室町幕府・織豊政権による任官・叙位、官途による序列を含めて検討。武家と官位の関わりを探り、政治や社会を規定していた「礼の秩序」を解明する。武士たちの官途の選択とその情報源について考察した論考を増補。
目次
序章 中世の武家と官位をめぐる研究史
第一部 武家官位の個別的展開(左馬頭;衛門・兵衛督;四職大夫;在国受領;位階)
第二部 統一政権と武家官位(室町幕府の官位叙任;室町幕府の官途秩序;室町殿袖判口宣案;織豊期の武家官位)
補章 中世後期の武士の官途認識と選択
終章 総括と課題
著者等紹介
木下聡[キノシタサトシ]
1976年岐阜県に生まれる。現在、東洋大学文学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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