『小右記』と王朝時代

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『小右記』と王朝時代

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  • サイズ B5判/ページ数 240p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642046749
  • NDC分類 210.37
  • Cコード C3021

出版社内容情報

摂関期の右大臣藤原実資の日記で、当時の政務・儀式が子細に記された『小右記』。その成立や中世以降の来歴など史料的性格を解明し、実資の事績、道長や天皇との人間関係から「賢人右府」の知られざる人間像を探る。さらに政務の運営や貴族の交際など社会の諸側面を考察。古代史研究の第一級史料と記主実資に多様な視点から迫り、新たな評価を見いだす。

内容説明

摂関期の右大臣藤原実資の日記で、政務・儀式を子細に記した『小右記』。その成立と後世の来歴、実資の事績と人間関係を探り、政務運営や貴族の交際など社会の諸側面を考察。『小右記』と実資の新たな評価を見いだす。

目次

第1部 『小右記』について(『小右記』の記録状況;写本の再調査による大日本古記録本『小右記』の補訂;『小右記』における記録・典籍類の引用方法;『小右記』と説話・言談とのあいだ―『小右記』の流布状況を手がかりに;『小右記』の伝来・伝播と中世文化)
第2部 藤原実資について(公卿から「愛子」を「附属」される実資;「黒い実資」論;実資とキサキ―養母能子・妻婉子女王・賢后彰子たち)
第3部 『小右記』からみた摂関期(『小右記』にみえる政務の一事例;『小右記』にみえる立后儀礼;『小右記』における貴族の行動圏;『小右記』にみえる災異記録;『小右記』にみえる唐物)

著者等紹介

倉本一宏[クラモトカズヒロ]
1958年三重県に生まれる。現在、国際日本文化研究センター教授、博士(文学)

加藤友康[カトウトモヤス]
1948年東京都に生まれる。現在、東京大学名誉教授

小倉慈司[オグラシゲジ]
1967年東京都に生まれる。現在、国立歴史民俗博物館教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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マカロニ マカロン

17
個人の感想です:B+。現在大河ドラマ『光る君へ』でロバートの秋山さんが演じている藤原実資(さねすけ)は『小右記』を遺した人物として有名だが、人物像を知りたくなって読んだ。1046年に90歳で亡くなっていると知ってびっくり。小右記は84歳の1040年まで書かれている。道長、頼通と藤原北家全盛期につかず離れずの関係を築き有職故実を担う小野宮の祖で、「賢人右府」と呼ばれ、右大臣まで昇進している。一条帝中宮彰子とは良好な関係で、その窓口になったのが紫式部だという。この先ドラマを見る時にはこの三人に注目したい2024/08/26

Jirgambi

3
大河ドラマで注目を集めるクリエイターズファイル…もとい、藤原実資『小右記』に関する論考本。史学専攻とはいえ日本古代史は門外漢の私には???な点も多いが、『小右記』自体の史学史をざっと纏めてくれているので、初心者の入口として内容が浅く広く分かり易し。 典拠引用の方法から読み解く平安貴族の重要性認識や、唐物の扱われ方、災害記録に関心を持った。「愛子」としての家族生活、政治史についても言及あり。個人的にはそちら方面を難しく感じるも、それは東洋史でも比較的そうなので、結局は自分の関心か。2024/03/11

お抹茶

0
『小右記』そのものの研究や藤原実資の人物像,記述に関する論文集。写本の文献学的考察は専門的。小野宮流の人々の間で共有され公事を支えた『小右記』だが,上卿に達しない子孫が現れると,一門の外に漏れ出したり,白河院や頼長らの権門によって強制的に摂収され始めた。12世紀後半には,『小右記』を引勘する貴族も目立つ。引勘のピークは13世紀前半で,藤原定家や花園天皇の時代になると,実資は説話の世界の人間や超人的な力を持った賢人として伝説化される。彰子は気配りの人で,実資とはお互いに心情を理解し合える仲だったと思われる。2024/10/14

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