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出版社内容情報
『魔力なし』の侍女リネットとレポフスキー家当主として君臨するマンフレッドが務める裁定魔術師――それは魔術師たちの探偵にして、判事にして、処刑人だ。主従でもある比翼の探偵たちは、かけがえのない人を救うため、次々と邪知暴虐の魔術師どもを追いつめる。
彼らは《黒魔術師》バーナビーの痕跡を辿り、魔都ジェズリール・タウンへ向かう。街の頂点に君臨するフォーベス家がかかわる事件を追うなかで仇敵の影を見た探偵たちは、ついに彼奴の喉元に喰いかからんと迫る――暗躍する宿敵。追い詰める探偵。緊迫の推理(チェイス)。これは魔術と謎を論理で暴き、邪悪な魔術師を圧倒的な力で裁く探偵たちを追った事件簿である。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
44
魔都を治めるフォーベス家の跡取り問題に巻き込まれる中で因縁の黒魔術師バーナビーに迫る今巻。前巻のような短編ではないので少々テンポが遅く感じることはありましたが、一つ一つの事件は相変わらずの面白さ。次巻からはバーナビーが属する組織が明らかにされるようで、物語の根幹に迫る予感がして楽しみです。2025/11/20
よっち
29
《黒魔術師》バーナビーの痕跡を辿り、魔都ジェズリール・タウンへ向かう2人。街の頂点に君臨するフォーベス家が関わる事件を追うなかで仇敵の影を見る第2弾。フォーベス家の後継者争いに介入するバーナビーに対抗するため、後継者候補ジュエルの家庭教師だったヒューレット家当主を訪れ、当主の娘の死を巡る真相、そして後継者争いを巡る不審死などを2人が解き明かす展開で、重厚な中に時折ユーモアも交えたストーリーはトリックの仕掛けも巧妙で、信念や背景が感じられた登場人物たちの結末も印象的でした。比翼の探偵たちの今後の展開に期待。2025/11/10
わたー
23
★★★★☆まあまあ。憎きバーナビーの足取りを追って辿り着いたのは、とある魔術師一族が裏で牛耳る街。その一族の後継者問題にも関わる3つの殺人事件を犯人側の視点から描く倒叙ミステリ。1巻では繋がりこそあれ、それぞれが独立した事件という印象が強かったが、前述の通り、一族の内側の話になっているためか、3つの事件がより繋がりの深いものになっていた。そのせいか人間関係が複雑で、やや話に入り込みにくさを感じてしまったのは残念。事件自体は魔術という、言ってしまえば「なんでもあり」道具を、如何になんでもありだと思わせずに2025/12/19
イシカミハサミ
17
どういった作品かの 自己紹介の意味合いもあった1巻から、 作品としての姿勢を明らかにしてからの2巻は、 ミステリー要素もストーリーも 思っていた以上のグレードアップで大満足の巻。 特にミステリー部分は、 最近のミステリー作品が忘れてしまった ロジカルな魅力で読ませてくれる。 ストーリーも一気に進んで 面白かった反面、 あっという間に終幕まで駆け抜けてしまいそうで 少しおびえている。2025/12/13
真白優樹
14
後継者問題に揺れる「魔術師の楽園」と呼ばれる都市国家に現れた仇敵、バーナビーを追う今巻。―――思い交錯する中、垣間見えるのはそれぞれの黒。 都市国家にて発生する様々な魔術師の事件を裁定していく巻であり、マンフレッドの思い、そしてバーナビーの思いが語られる、物語が一筋縄ではいかぬ方向性に進みだす巻である。果たしてバーナビーは、何を追いかけているのか。何かの目的の為、奪った力を手放したくはない彼、復活の為に取り戻したい主従。最初の激突は成果を残さぬ中、舞い込んできた手紙とは。 次巻も勿論楽しみである。2025/11/11




