出版社内容情報
古代ではいかにして時を計っていたのか。飛鳥水落遺跡が『日本書紀』にみえる漏刻(水時計)跡であることを論じ、日本を含む東アジアの漏刻と時刻制度を論究。日本古代の漏刻の実態、中国・朝鮮・琉球の漏刻の発達や時刻制度・報時制度の変遷と報時の手段、漏刻を管掌した陰陽寮の考察など、飛鳥の歴史や宮都の解明に大きな意義を持つ基礎的研究。
内容説明
古代ではいかにして時を計っていたのか。飛鳥水落遺跡が『日本書紀』にみえる漏刻(水時計)跡であることを論じ、日本を含む東アジアの漏刻と時刻制度を論究。日本古代の漏刻の実態、中国・朝鮮・琉球の漏刻の発達や時刻制度・報時制度の変遷と報時の手段、漏刻を管掌した陰陽寮の考察など、飛鳥の歴史や宮都の解明に大きな意義を持つ基礎的研究。
目次
第1部 日本古代の漏刻(日本における漏刻の初造と水落遺跡;日本の漏刻;江戸時代の漏刻研究と漏刻)
第2部 東アジアの漏刻と時刻制(中国の漏刻の歴史;古代中国の時刻制;朝鮮半島諸国の漏刻;沖縄首里城の漏刻門と漏刻)
第3部 古代日本の時刻制(古代日本の時刻制度;報時道具;漏刻を扱う官司―陰陽寮の職掌と組織)
飛鳥の宮都と水落遺跡
著者等紹介
木下正史[キノシタマサシ]
1941年東京都に生まれる。1969年東京教育大学文学研究科修士課程修了、文学修士。現在、東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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