出版社内容情報
教育・研究機関として発展してきた大学には、運営などに関する多くの資料が存在し、20世紀後半以降、アーカイブズの成立と展開の一翼を担ってきた。東北・東京・九州・名古屋・京都など各国立大学の事例を挙げて成立過程を詳述。日本の大学史編纂と文書管理制度の中に、大学アーカイブズ史を位置づけ、アーカイブズの意義や可能性を解明する。
内容説明
教育・研究機関として発展してきた大学には、運営などに関する多くの資料が存在し、二〇世紀後半以降、アーカイブズの成立と展開の一翼を担ってきた。東北・東京・九州・名古屋・京都など各国立大学の事例を挙げて成立過程を詳述。日本の大学史編纂と文書管理制度の中に、大学アーカイブズ史を位置づけ、アーカイブズの意義や可能性を解明する。
目次
序章 本書の視点と構成
第1章 国立大学におけるアーカイブズの誕生―東北大学五十年史編纂と記念資料室の成立
第2章 情報公開法施行前の国立大学における文書管理規程と文書移管―東京大学を事例に
第3章 東京大学における百年史編纂後のアーカイブズ構想と展開過程
第4章 東京大学史史料室設置後の活動と学徒出陣五〇周年調査報告
第5章 ポスト年史編纂組織と大学アーカイブズ理念の波及―九州大学大学史料室の設置と活動
第6章 名古屋大学における史資料室設置と制度設計の模索
第7章 大学アーカイブズによる催事展開―東北大学を事例に
第8章 国立大学法人化問題と東北大学アーカイブズの改組―記念資料室から史料館へ
第9章 京都大学大学文書館設置構想の特質とその経緯
第10章 東京大学における文書移管制度・評価選別基準の形成過程―情報公開法施行以降を中心に
終章 本書の総括と展望
著者等紹介
加藤諭[カトウサトシ]
1978年宮城県仙台市生まれ。2011年東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、東北大学学術資源研究公開センター史料館准教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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