明治維新政治外交史研究

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  • サイズ A5判/ページ数 300,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642037471
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C3021

内容説明

明治政府は本当に薩長の藩閥政権だったのか。薩摩藩と琉球王国の特殊な関係、不自然なほど大規模な岩倉使節団など、数々の謎に迫る。学校教育を「西洋ノ丸写シ」とした江藤新平にも論及。明治維新期を新視点から読み解く。

目次

第1部 維新研究の基礎視点(幕藩体制はいつ終焉したか;太政官代とはなにか ほか)
第2部 内政外交の交錯(薩摩藩・琉球王国関係論;岩倉使節団の編成事情―参議木戸孝允の副使就任問題を中心に ほか)
第3部 江藤新平論(明治初期政治・法制史における江藤新平―『江藤新平関係文書』解説;学校教育は「西洋ノ丸写シ」で―初代文部大輔江藤新平の歴史的決断)
第4部 明治維新を読む(岩倉使節団の文明論―『米欧回覧実記』を読む;信夫清三郎の明治維新論)

著者等紹介

毛利敏彦[モウリトシヒコ]
1932年千葉県に生まれる。1968年九州大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、大阪市立大学名誉教授、広島市立大学教授、法学博士
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感想・レビュー

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マリーゴールド

4
吉川弘文館の学術書は初めて読みました。明治維新前後の文書記録に表われる「太政官代」とは何かを論証したものや岩倉使節団の外遊を記録した『米欧回覧実記』の内容紹介、そして江藤新平や明治六年政変に関係するものなど様々な場で発表された著者の論文が収録されている。その中で特に面白かったのは、何と言っても江藤新平の関係文書をマイクロフィルム化した際の解説として書かれた文章。例えば岩倉具視の「建国策」は江藤が起案もしくは下書きしたのだろうということが、江藤文書のマイクロフィルムのリール番号11分類279の17番目の史料2019/05/20

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