天は語らず

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天は語らず

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  • サイズ 46判/ページ数 266p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000240581
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

徳高き神父フェレイラはなぜ棄教したのか? コラボ(対敵協力者)の目から描かれるもうひとつの「沈黙」

入祭唱(イントロイト)
憐れみの賛歌(キリエ)
怒りの日(ディエス イレ)
奉献唱(オッフェルトリウム)
終祭唱(イテ ミサ エスト)

エンゲルベルト・ケンペルによるエピローグ,一七二七年

謝 辞
訳者あとがき

モルガン・スポルテス[モルガン スポルテス]
著・文・その他

吉田 恒雄[ヨシダ ツネオ]
翻訳

内容説明

徳高き神父フェレイラは、なぜ棄教したのか?沢野忠庵と名を変え、キリシタン弾圧に加わり、キリスト教を批判する書物まで著した裏切り者、コラボ(対敵協力者)。しかしその背教は、既に三〇年前、日本の地を踏んだ時から始まっていたのではなかったか?キリスト教を錦の御旗に植民地支配を推し進める列強の狭間で、高徳の神父の心に生じた「教えへの迷い」。悪名高い「転びバテレン」の人生と心象に分け入り、史実の行間を有機的につなぎながら、サスペンスフルかつ自由闊達に描く、歴史フィクション。

目次

入祭唱
憐れみの賛歌
怒りの日
奉献唱
終祭唱
エンゲルベルト・ケンペルによるエピローグ、一七二七年

著者等紹介

スポルテス,モルガン[スポルテス,モルガン] [Sport`es,Morgan]
小説家。1947年アルジェ生。パリ大学で文学と歴史を学ぶ。文化交流協力員としてタイに3年間滞在。2000年関西日仏交流会館の専門研究員として日本に滞在

吉田恒雄[ヨシダツネオ]
1947年千葉県生。1970年パリ在住、会社勤めを経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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CCC

9
『沈黙』を読んでいたからわかりやすかった。こっちはフェレイラのアンチキリスト教色が鮮明。あと政治、経済の要素やヨーロッパ側の視点も多かった。他方日本の描写については完全には没入できず、どこまでリアルかな、と疑いながら読むのを最後までやめられなかった。2021/02/19

まさかず

9
本来、心の拠り所である筈の信仰。本質と違う利用をする者達の姿。大名、商人、勢力、教団。純粋な信仰に身も心も捧げたのは神父と民衆。拷問で心は変わるのだろうか?屈した者は敗者だろうか?天の声を聞けず、それでも生きたいという願った者は卑怯者だろうか。ジハードや殉教を否定も肯定もしない。だが「これしかない」のだろうか?「私達は歴史がたった一つしかないものと思いたいところだが、実際は各政党や各社会階層、各人が異なる歴史を語ることがあるのだ」という引用と傲慢な人間が織り成す歴史のやりきれなさに思わず空を仰いだ。2021/02/09

HH2020

7
◎ 宣教師として日本にやってきながら、捕まって穴吊りの拷問を受けるとあっさり棄教して沢野忠庵となり、その後はキリシタン迫害に加担したフェレイラの物語。神父ともあろう人物が栄光の殉死を選ばず棄教するとは!これは教皇にとって大恥で大スキャンダルだ!イエズス会はその汚名を晴らすべく、次から次に彼を「救済」するため司祭を送り込む。しかしその試みはことごとく失敗するはめになる。忠庵はすでにキリストの教えの嘘八百に気づいてしまったのだから。神は語っても救ってもくれない。遠藤周作「沈黙」と同じテーマの小説。面白かった。2020/04/06

林克也

3
沈黙、コロビマス、天のお父なぜに見捨てる、などを読んできた。そしてこの本。ポルトガルやスペイン、バチカンなどは儲けるための方策として、宗教ではなく、「キリスト教」という仕組みを開発した。それに乗って日本の支配者・権力者も「キリスト教」を利用した。では、庶民は何を信じて“キリスト教徒”になったのか。それで何かを得たのか。死後に楽や安寧を得るために“今”を耐え忍ぶなんて、理論破綻、死後の世界なんて誰も知らないのになぜ騙されるのか。それにすがって現世の嫌さから目先を逸らすということなのだろうが、なんかなあ。2019/04/14

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