出版社内容情報
徳高き神父フェレイラはなぜ棄教したのか? コラボ(対敵協力者)の目から描かれるもうひとつの「沈黙」
入祭唱(イントロイト)
憐れみの賛歌(キリエ)
怒りの日(ディエス イレ)
奉献唱(オッフェルトリウム)
終祭唱(イテ ミサ エスト)
エンゲルベルト・ケンペルによるエピローグ,一七二七年
謝 辞
訳者あとがき
モルガン・スポルテス[モルガン スポルテス]
著・文・その他
吉田 恒雄[ヨシダ ツネオ]
翻訳
内容説明
徳高き神父フェレイラは、なぜ棄教したのか?沢野忠庵と名を変え、キリシタン弾圧に加わり、キリスト教を批判する書物まで著した裏切り者、コラボ(対敵協力者)。しかしその背教は、既に三〇年前、日本の地を踏んだ時から始まっていたのではなかったか?キリスト教を錦の御旗に植民地支配を推し進める列強の狭間で、高徳の神父の心に生じた「教えへの迷い」。悪名高い「転びバテレン」の人生と心象に分け入り、史実の行間を有機的につなぎながら、サスペンスフルかつ自由闊達に描く、歴史フィクション。
目次
入祭唱
憐れみの賛歌
怒りの日
奉献唱
終祭唱
エンゲルベルト・ケンペルによるエピローグ、一七二七年
著者等紹介
スポルテス,モルガン[スポルテス,モルガン] [Sport`es,Morgan]
小説家。1947年アルジェ生。パリ大学で文学と歴史を学ぶ。文化交流協力員としてタイに3年間滞在。2000年関西日仏交流会館の専門研究員として日本に滞在
吉田恒雄[ヨシダツネオ]
1947年千葉県生。1970年パリ在住、会社勤めを経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
まさかず
HH2020
林克也