出版社内容情報
平成と変わり、昭和戦前期は更に遠い存在になりつつある。
当時を過ごした人には身近な存在だった制度・組織も
除々に過去のものとして忘れ去られていく。
本書は昭和戦前期の日本の統治組織・議会制度・法制・軍事・行政機構などの
実態を分かりやすく体系的に記述し、当時の政治・社会を理解する上での基礎知識を提供する。
近現代史の研究者はもちろん、マスコミ関係者・作家や
近現代の歴史・経済・政治・法体系などに興味を持つ人々にも必備のハンドブック。
凡 例(抄)
*対象項目
本書では国で定めた諸制度と運用実態、政治経済に影響を与えた国家制度以外も一部取り上げた。
*対象期間
昭和元年から20年までと必要に応じて明治大正及び昭和20年以降についても言及した。
*注 釈
出典を明らかにするため、また説明を補充するため詳細な注釈をつけた。出典は初出のみ所蔵者、著者、執筆者、発行年・発行所を記し、再出以下は資料名、書名、論文名のみとした。参考文献は執筆に際し著者が参考にしたものであるが、読者の参考のために記載したものもある。
*元 号
明治・大正・昭和を使用し、西暦への換算はあえて付記しなかった。
*用 語
当時の用語はなるべくそのまま用いた。法令・史料の引用、固有名詞はそのままとした。
目 次(抄)
第1章=日本
第2章=統治組織
第3章=法制
第4章=行政
第5章=政党政派・財閥
第6章=皇室
第7章=軍隊制度
第8章=教育制度
第9章=植民地統治
監修者・著者略歴
伊藤 隆(いとう・たかし)
昭和7年生/現在、政策研究大学院大学教授、東京大学名誉教授
主要著書=『昭和初期政治史研究』(東京大学出版会)『近代日本の人物と史料』(青史出版)
百瀬 孝(ももせ・たかし)
昭和13年生/現在、仙台大学教授
主要著書=『事典昭和戦後期の日本』(吉川弘文館)『日本福祉制度史』(ミネルヴァ書房)
内容説明
本書は昭和戦前期日本の統治組織・議会制度・法制・軍事、行政機構などの実態を分りやすく体系的に記述し、当時の政治・社会を理解する上での基礎知識を提供する。近現代史研究者はもちろん、マスコミ関係者、読書人にも必備。
目次
第1章 日本
第2章 統治組織
第3章 法制
第4章 行政
第5章 政党政派・財閥
第6章 皇室
第7章 軍隊制度
第8章 教育制度
第9章 植民地統治