出版社内容情報
戦国時代、降参の作法だった城(しろ)割(わり)。自ら象徴的に壊す方法から、天下統一の過程では「二の丸以下の破却」へと大きく変容する。信長・秀吉の破城政策を引き継ぎながら、家康による小田原城・大坂城の破却、福島正則の改易や古城に籠城した島原・天草一揆を経て、「一国一城令」となるまでの城割の実態に鋭く迫る。城郭研究に一石を投じる必読の一冊。
内容説明
戦国時代、降参の作法だった城割は、天下統一の過程で大きく変容する。信長から家康に至る破城政策、福島正則の改易や島原・天草一揆を経て、「一国一城令」となるまでの城割の実態に迫り、城郭研究に一石を投じる。
目次
第1章 城割の作法・習俗
第2章 近世初期の城郭政策の展開
第3章 徳川の平和と近世的城割
第4章 諸国城割令と一国一城
第5章 乱世の終焉と城郭―福島正則改易事件の意義
第6章 原の城の破却と古城のゆくえ―島原・天草一揆の戦後処理
著者等紹介
福田千鶴[フクダチズル]
1961年福岡県に生まれる。1993年九州大学大学院文学研究科博士課程中退。1997年九州大学博士(文学)取得。国文学研究資料館・史料館助手、東京都立大学助教授、九州産業大学教授等を経て、九州大学基幹教育院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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