近世の朝廷と宗教

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  • サイズ A5判/ページ数 477,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642034616
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C3021

内容説明

政権成立から幕末の王政復古に向かうまで、江戸幕府はいかに天皇・朝廷を統制していたのか。基本的な支配構造の確立、儀礼と秩序重視への幕府の政策転換、古代の先例への回帰指向など、変容する朝幕関係の実態を三期に時代区分して解明し、身分編成への影響も考察。祈祷や祭祀など、天皇・朝廷の保持してきた機能を幕藩制国家のなかに位置づける。

目次

1 近世の天皇と朝廷(江戸幕府の朝廷支配;後期幕藩制と天皇;「禁中並公家諸法度」についての一考察―公家の家格をめぐって;近世門跡の格式)
2 近世の宗教・地域社会・身分(江戸時代の神社制度;近世の神社と地域社会;富士参詣と御師;私の身分的周縁論;近世石山寺の開帳)
3 近世通史における朝廷と宗教(十七世紀後半の日本―社会と文化;十八世紀前半の日本―泰平の中の転換)

著者等紹介

高埜利彦[タカノトシヒコ]
1947年東京都生まれ。1972年東京大学文学部卒業。現在、学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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