近世大名の権力編成と家意識

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  • サイズ A5判/ページ数 256,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642034425
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C3021

内容説明

大名改易、養子問題、主君「押込」、家中騒動…。近世大名家は、これら御家断絶の危機にどのように対応し、「御家」を存続させたのか。家臣団編成や戦略的に醸成された御家意識を追及し、近世大名の「家」戦略の実態に迫る。

目次

序章 「藩」・大名研究の沿革と本書の構成
第1章 越後騒動とはなにか―御家騒動・改易・大名家の連続
第2章 近世の「大名預」と「御家」・大名親族集団
第3章 大名改易にける藩領処理―史料論的アプローチ
第4章 在番大名の支配構造―幕藩権力編成の一視点
第5章 大名家家臣団の再編成とその構造
第6章 近世大名の無嗣逝去と藩の対応―五万石の減知と家臣の削減
第7章 近世大名の「御家」意識と大名間秩序―将軍家の血の流入と由緒
第8章 十九世紀の政権交代と武家官位―官位叙任一件を素材に
終章 近世大名の「家」戦略と近代への展望

著者等紹介

佐藤宏之[サトウヒロユキ]
1975年新潟県に生まれる。1999年東京学芸大学教育学部卒業。2005年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在、一橋大学・法政大学非常勤講師、博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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