内容説明
近世後期の大名財政は、両替商の大名貸によって支えられてきた。最大の都市商人三井家による紀州藩・笠間藩・仙台藩・加賀藩などへの大名貸の緻密な実態分析を通して、その経済史・法制史上の意義を問う、待望の書。
目次
第１部 大元方・京両替店の大名貸（三井の藩債処分；紀州藩への大名貸；笠間藩牧野家への大名貸；小浜藩への大名貸；高崎藩への大名貸；仙台藩と大文字屋嘉右衛門）
第２部 大坂両替店の大名金融（加賀藩の借蔵破錠一件；龍野藩と嶋屋市兵衛；仙台藩と平野屋又兵衛）
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