出版社内容情報
12世紀後半の混沌とした世相のなか、両部神道から伊勢神道への転換期にあたる中世の神道と神社の信仰の実態を考察。文献考証により、神道思想の形成と展開、諸国一宮と鎌倉幕府の神社祭祀体制の確立から、近世に至る吉田神道への道程を追究。中世びとの心意に籠る「神=人=心」の信心を描き出し、現代神道に至る基本体系を浮き彫りにする。
内容説明
十二世紀後半の混沌とした世相のなか、両部神道から伊勢神道への転換期にあたる中世の神道と神社の信仰の実態を考察。文献考証により、神道思想の形勢と展開、諸国一宮と鎌倉幕府の神社祭祀体制の確立から、近世に至る吉田神道への道程を追究。中世びとの心意に籠る「神=人=心」の信心を描き出し、現代神道に至る基本体系を浮き彫りにする。
目次
序章 総説・神仏関係と中世神道
第1部 中世神道の形成―両部神道から伊勢神道へ(『中臣祓訓解』および『記解』諸本の伝来;中世初期神道思想の形成―『中臣祓訓解』『記解』を中心に;両部神道の成立期 ほか)
第2部 中世神道の展開―伊勢神道から吉田神道へ(伊勢神道書成立史考―「神道五部書」「神蔵十二巻秘書」;真福寺本『伊勢二所皇御大神御鎮座伝記』(「大田命訓伝」)の伝来
卜部氏の典籍研究とその伝来 ほか)
第3部 中世の神社と祭祀(中世における神社秩序の形成;国司の祭祀と諸国一宮制;鎌倉幕府・鎌倉殿の将軍祭祀 ほか)
終章 中世神道における「神=人=心」の系譜―奥伊勢から奥三河へ
付論 天皇祭祀の近代―古代祭祀・中世神道から近代へ
著者等紹介
岡田莊司[オカダショウジ]
1948年神奈川県に生まれる。現在、國學院大學名誉教授、博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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