村上春樹翻訳ライブラリー<br> ある作家の夕刻―フィッツジェラルド後期作品集

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村上春樹翻訳ライブラリー
ある作家の夕刻―フィッツジェラルド後期作品集

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  • サイズ B40判/ページ数 408p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784120058950
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

作家としての窮状さえも、フィッツジェラルドは

見事に小説に結実させていった――



華やかな喧噪の日々から一転、三十代にして迎えた不遇の時代。

そして早すぎる死を迎えるまで。

多彩なスタイルの短篇小説と、秀逸なエッセイをセレクト。

揺るぎなく美しいその筆致を味わう、最後の十年間のベスト集。





〈短篇小説〉

 異国の旅人

 ひとの犯す過ち

 クレイジー・サンデー

 風の中の家族

 ある作家の午後

 アルコールに溺れて

 フィネガンの借金

 失われた十年


〈エッセイ〉

 私の失われた都市

 壊れる

 貼り合わせる

 取り扱い注意

 若き日の成功

内容説明

「少しのあいだ彼は人生を心から愛した」(「ある作家の午後」)―一九三〇年代、不遇な状況にあって、フィッツジェラルドは多彩な短篇作を残した。終わりを迎えた希望、果たされることのなかった物事。それらを描いて美しい八篇の小説と、「壊れる」三部作ほか秀逸なエッセイ。早すぎる晩年のベスト集。

目次

短篇小説(異国の旅人;ひとの犯す過ち;クレイジー・サンデー;風の中の家族;ある作家の午後;アルコールに溺れて;フィネガンの借金;失われた十年)
エッセイ(私の失われた都市;壊れる;貼り合わせる;取り扱い注意;若き日の成功)

著者等紹介

フィッツジェラルド,フランシス・スコット[フィッツジェラルド,フランシススコット]
1896年、ミネソタ州生まれ。プリンストン大学を中退し陸軍に入隊。除隊後の1920年、処女長篇『楽園のこちら側』を出版、全米ベストセラーとなる。同年結婚したゼルダ・セイヤーとの華やかで奔放な暮らしぶりで時代の寵児となる。数多くの短篇を雑誌に発表するほか、長篇『美しく呪われたもの』『グレート・ギャツビー』などが高く評価されるが、世界恐慌、ゼルダの病などが生活に影をおとし始める。失意と困窮のうちにアルコールに溺れ、40年、心臓発作で急死(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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turtle

7
1920年代に絶頂期を過ごし、作家としての夕刻を迎えたフィッツジェラルドの1930年代の大恐慌時代の作品集。村上春樹さんがいかに大事に翻訳を手がけたかが伝わってきます。それぞれの作品に流れるはかなさのようなものが心に残り、悪くない読み心地でした。2025/06/06

ぼっせぃー

1
「異国の旅人」「クレイジー・サンデー」「風の中の家族」「フィネガンの借金」作品群は自身が飲酒と貧困により崩れ落ちていった過程を、静かに、しかし決して冷笑的でなく描いている。どの語りにも、かつてあった何かがもう戻らないという確信がにじみ出ており、その欠落感はどこか澄んでいる。訳文としても、特にその“澄んだ喪失”の質感に忠実であろうとしている。また、単なる晩年の記録(作者はもちろん意識していなかったであろうが)ではなく、書き手が自らの残響に耳を澄ませ、夕暮れの様に、記憶と予兆を同居させようとした軌跡でもある。2025/05/28

ブネ

1
【MEMO】 作家としての窮状さえも、フィッツジェラルドは 見事に小説に結実させていった―― 華やかな喧噪の日々から一転、三十代にして迎えた不遇の時代。 そして早すぎる死を迎えるまで。 多彩なスタイルの短篇小説と、秀逸なエッセイをセレクト。 揺るぎなく美しいその筆致を味わう、最後の十年間のベスト集。2025/04/07

のっぽくろねこ

0
リフレインするようにして語られる豪華なパーティーと若さをもとに繰り広げられる人間模様。 人は過ぎ去った時に思いを馳せるとき、自分が一番輝いている時を何よりも思いだすのだろう。 そしてそこには苦さや悲しさもあったはずだが、全ては希望という道筋が彼を支えてくれたことを。2025/06/15

zooey

0
エッセイが良かった。特に私の失われた都市と若き日の成功。44歳で早逝したフィッツジェラルド。これらを書いたのは今の自分と同い年くらいか。元々の感受性と文章力に加え、華々しい経験と絶望の経験が深淵な世界観を形作ってる。2025/06/10

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