内容説明
鎌倉末期を得宗専制とする従来の評価に疑問を呈し、都市鎌倉における北条氏の存在形態、全国の北条氏所領、守護のあり方など、北条氏権力の展開を再検討。考古学との協業も進展させ、鎌倉政治史研究の現状打破をめざす。
目次
第1部 都市鎌倉と北条氏(都市鎌倉における北条氏の邸宅と寺院;鎌倉中心部の形成とその構造;都市鎌倉の東国御家人)
第2部 北条氏所領と得宗政権(北条氏一門と得宗政権;北条氏所領の成立と展開)
第3部 鎌倉幕府守護と北条氏(若狭国守護職をめぐって;播磨国守護職をめぐって;長門国守護職をめぐって;「守護所」に見る鎌倉幕府の守護)
北条氏権力の展開と都市鎌倉
著者等紹介
秋山哲雄[アキヤマテツオ]
1972年東京都に生まれる。1996年東京大学文学部歴史文化学科日本史学専門分野卒業。2002年東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本史学専門分野博士課程単位取得退学。2005年博士(文学)。現在、高崎商科大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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