内容説明
中世王権を核に構築された官方・外記方と蔵人方、検非違使などの機構の特徴、地方国衙組織との関連を解明。摂関家・院とも関わり、機構の運営に当たった貴族・官人・女官・采女などの実態を、呪的な役割を含め追究する。
目次
第1部 支配機構の形成と王権(弁官局の変革―官方の経済的役割;官方と外記方;蔵人方の展開;諸寮司年預の成立と展開;年預と検非違使 ほか)
第2部 女官と采女(中世の女官―主殿司を中心に;中世の采女について)
第3部 国衙機構の再編(在庁官人制の成立と展開;守護制度の成立と国衙警察機構)
著者等紹介
中原俊章[ナカハラトシアキ]
1948年鳥取県に生まれる。1977年関西学院大学大学院博士課程修了。兵庫県立高等養護学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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