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古代宮都の内裏構造

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  • サイズ A5判/ページ数 327,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642024815
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C3021

出版社内容情報

長年にわたり蓄積された発掘調査の成果により、古代宮都の構造が明らかになりつつある。天皇が居住し、宮都の中心をなす重要な区画である内裏の変遷について、考古学と文献史料それぞれの研究成果を有機的に連関させ論じる。天皇・皇后・太上天皇の権力共有から、天皇へ権力が一元化される具体像を明らかにし、新たな古代宮都研究の方法を提示する。

序章 内裏研究の成果と課題/日本の古代宮都―内裏の構造変遷と日本の古代権力―(平城宮の内裏とその歴史的変遷/奈良時代の諸宮都と長岡・平安両宮の内裏〈平城宮と並行する宮都の内裏―難波宮・恭仁宮/平城宮以後の宮都における内裏― 長岡宮・平安宮と平城太上天皇御在所「平城西宮」〉/内裏の変遷からみた古代権力の盛衰―太上天皇宮の独立とその盛衰―/内裏と皇后宮・後宮―皇后宮の退転と後宮の成立―〈皇后宮の「退転」=皇后宮の内裏内設置/「後宮の形成」〉)以下細目略/平城宮の内裏(平城宮「内裏」および内裏地区をめぐる研究とその歴史―先行研究の紹介・検討および研究課題の設定―/奈良時代における歴代天皇の御在所の歴史的変遷―天皇の居所に関する語彙の検討―/歴代天皇の御在所の変遷)/「後宮」の成立―皇后の変貌と後宮の再編―(皇后宮職の改編/後宮の再編)

橋本 義則[ハシモト ヨシノリ]
著・文・その他

内容説明

長年の発掘調査により、古代宮都の構造が明らかになりつつある。天皇が居住し、宮都の中心をなす重要な区画である内裏の構造を、考古学と文献史料の成果を有機的に連関させ分析する。新たな古代宮都研究の方法を示す。

目次

序章 内裏研究の成果と課題
第1章 日本の古代宮都―内裏の構造変遷と日本の古代権力(平城宮の内裏とその歴史的変遷;奈良時代の諸宮都と長岡・平安両宮の内裏;内裏の変遷からみた古代権力の盛衰―太上天皇宮の独立とその盛衰;内裏と皇后宮―皇后宮の退転と後宮の成立)
第2章 平城宮の内裏(平城宮「内裏」および内裏地区をめぐる研究とその歴史―先行研究の紹介・検討および研究課題の設定;奈良時代の天皇の居所に関する語彙の検討;奈良時代歴代天皇の御在所の変遷)
第3章 「後宮」の成立―皇后の変貌と後宮の再編(皇后宮職の改編;後宮の再編)

著者等紹介

橋本義則[ハシモトヨシノリ]
1954年石川県に生まれる。1984年京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。現在、山口大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mentyu

3
律令国家の権力空間として内裏の遺構を捉えた時、文献上の動向と照合しながらそこにある政治的な意思を汲み取ろうとするのは、文献史学の専門家だからこそ為せた技という印象を受ける。後宮の研究をはじめとした律令国家と女性についての論考も興味深かった。2018/04/26

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